カナダ留学 2019/9/19

ウィスラー留学のメリット&デメリット、必要な費用を徹底解説!

ウィスラー留学のメリット&デメリット、必要な費用を徹底解説!
このエントリーをはてなブックマークに追加

カナダのブリティッシュコロンビア州西部にあるウィスラーは、世界中から毎年200万人の観光客が訪れる小さなリゾート都市。もともと冬季オリンピックの開発によって発展が始まったこともあり、スキー場ランキングは毎年北米№1に選出されるほど盛んで、「ウィンタースポーツを楽しみたい」という人にはうってつけの留学先と言えます。

スキーの本場だからといって、寒さが厳しいかというと、そうでもありません。気候は比較的温暖で、冬場でも-10℃前後。バンクーバーのような長雨の季節もなく、四季を通して快適に過ごせます。そんなウィスラーへの留学には、いったいどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?ウィスラー留学に必要な費用や、おすすめの留学エージェントについてもご紹介しましょう!

ウィスラー留学が日本人に人気の理由とは?

カナダは気候風土が穏やかで国民も優しく、アメリカほど費用がかからない点もあって、日本人に人気の留学先として知られています。日本人のカナダ留学先として最も多いのはバンクーバーやトロントですが、ウィンタースポーツが好きな人の中には、「大都会よりもウィスラーに留学に行きたい!」と言って、あえてレアなウィスラーを留学先に選ぶ人もいます。

それは、ウィスラーのスポーツアクティビティが、他のスポットと比べものにならないほど魅力的だからです。また、ウィンタースポーツの街でありながら、冬の寒さがそこまで厳しくないのも、ウィスラー留学が好まれる理由のひとつと言えるでしょう。

ウィスラー留学のメリット・魅力

では、ウィスラー留学には具体的にどんなメリット・魅力があるのでしょうか?

  • 世界有数のスノーリゾート
  • 世界中から観光客が集まる一大リゾートタウン
  • カナダの雄大な自然を満喫できる
  • フレンドリーな人々と楽しい留学生活が送れる
  • 日本人が少ないので、英語を覚えやすい環境
  • リゾート地なので治安が良い
  • 降雪地域にしては、気候もマイルド
  • マウンテンバイクやカヌー、ラフティングなどのアクティビティもある

ウィスラーの最も大きな魅力は、やはり“世界有数のスノーリゾート”である点です。実際、ウィスラーに留学する人はスポーツ好きの人が多く、英語を学びながらスキーやスノーボードを楽しみたいという人が数多くいます。

また、ウィスラーの街そのものが持っているフレンドリーでアットホームな雰囲気というのも、それにピッタリはまる人にとっては、最高の留学生活となるに違いありません。山間の観光地だけが持つ独特の世界は、他の都市にはない温かさがあります。

明るく開放的な人々と一緒に、大自然の中でゆっくりとした時間を過ごし、自分のペースでやりたいことができる醍醐味。この充実感は、日本ではなかなか味わえるものではありません。では、そんなウィスラー留学の具体的なメリットについて、詳しくお話ししたいと思います。

世界有数のスノーリゾート

ウィスラーは2010年バンクーバーオリンピックの山岳競技の主要会場として利用され、世界有数のスキーリゾートとして知られており、特にアルペンスキーのメッカとして有名です。ウィスラーとブラッコムという2つの山が、世界最長の「PEAK 2 PEAK(ピーク・トゥー・ピーク)」と呼ばれるゴンドラでつながっていて、どちらも自由に行き来しながら、200を超えるコースでスキーやスノーボードを楽しむことができます。

ウィンタースポーツが好きな人なら、留学先でこんなビッグスケールのスキーが楽しめるだけでも、生涯忘れられないほどの感動が得られることでしょう。

世界中から観光客が集まる一大リゾートタウン

ウィスラーは世界中から毎年200万人の人が訪れる観光地なので、街全体がひとつのリゾートタウンになっています。ウィスラー・ビレッジの中には、200以上の店と90以上のレストラン、120以上のホテルやコンドミニアムがあり、メインストリートは歩行者専用になっています。

授業が終わった後、クラスメイトとメインストリートをブラブラ歩いたり、ショッピングをしたりするのも、楽しみのひとつ。小さな街ながらアフターも充実しているのが、ウィスラー留学の魅力のひとつです。

カナダの雄大な自然を満喫できる

高い山々がそびえ立ち、山肌に雪が残る雄大な自然の風景…カナダというと、そんな大自然の景色をイメージする人もいるのではないでしょうか?そんな絵に描いたような大自然の風景の中にドップリとはまれるのが、ウィスラーの醍醐味です。

カナダの雄大な大自然が、いつも目の前にある生活。学校で英語の授業を受けるときも、ふと窓から景色を見ると、そこには日本では見ることのできない大自然のパノラマが広がっています。

留学中に一度は乗ってみたいのが、バンクーバーとウィスラーを結ぶ観光列車「ウィスラー・マウンテニア鉄道」です。約4時間の列車の旅の途中には、美しい渓谷あり、滝あり、森あり。自然の中をゆっくりと列車は登っていき、オープンデッキで眺める景色は最高です。

運行は夏場のみなので、夏休みの間に1回ぐらいは泊りがけでバンクーバーに出かけ、日本の食材を買いだめがてら、ウィスラー・マウンテニア鉄道に乗るのも良いでしょう。

フレンドリーな人々と楽しい留学生活が送れる

ウィスラーには世界中から観光客が訪れますが、現地で働く人々もいろいろな国から集まってくるので、多様な文化にふれながら刺激的で楽しい毎日を送ることができます。

ワーホリで来ている人、アウトドアスポーツが目的で来ている人、夏と冬に働きに来る季節労働者など、目的もさまざまな。皆とてもフレンドリーなので、バスを待っているときなどに向こうから話しかけてくれたりします。また、困ったときには声をかけて一緒に心配してくれるような優しさもあり、留学中はそうした人々の思いやりに助けられることも多いでしょう。

日本の田舎町でも、一人で歩いていると村の人が声をかけてくれたりしますが、カナダと日本はどこか似ている部分があるのかもしれません。山の中の街ならではの大らかで温かく、自由な雰囲気は、留学生活をきっと楽しいものにしてくれる筈です。

日本人が少ないので、英語を覚えやすい環境

ウィスラーはトロントやバンクーバーなどと違って日本人が少ないので、どうしても英語を話さなければならない場面に、数多く出くわします。それは、英語を学ぶ環境としては。まさにベストの環境です。「こんなときには、いったいどう伝えたらいいのだろう?」と思案するような場面が多ければ多いほど、英語の上達も早くなるからです。

さらにスポーツを通して生の英語を学ぶ機会もあるので、「留学中にしっかりと英語をマスターしたい」という人にとって、ウィスラーはベストの学習環境と言えます。

リゾート地なので治安が良い

カナダの国は全体的に治安がいいのですが、その中でもウィスラーの治安の良さは、特筆すべきものがあります。

ウィスラーは山岳地帯の観光地として、街がひとつにまとまっているので、治安の良さは日本並み。危険なダウンタウンもなく、お財布を無くしても出てくるほどなので、日本人でも緊張せずに安心して住むことができるでしょう。

降雪地域にしては、気候もマイルド

ウィスラーは冬季オリンピックの開催地なので、さぞ寒いだろうと思っている人もいるのですが、そんなことはありません。気候は比較的温暖で、冬場でも-10℃前後と、寒がりの人でも耐えられる程度です。

バンクーバーのような長雨の季節もなく、夏は湿気が少なくカラッと晴れた日が多いので、クーラー無しでも過ごせます。

マウンテンバイクやカヌー、ラフティングなどのアクティビティもある

ウィスラーではスキーなどのウィンタースポーツだけでなく、ゴルフやカヌー、乗馬、ラフティング、ハイキングなど、さまざまなアウトドアスポーツが楽しめます。四季を通してアクティビティが楽しめるのが、ウィスラーの魅力のひとつです。

また、冬にスキー場として利用していたコースは、夏になるとマウンテンバイクパークに様変わりします。ウィスラーのマウンテンバイクパークは、世界で最も有名なマウンテンバイクのスポットとして知られ、8月には10日間にわたってマウンテンバイクのお祭りイベントも開かれます。

ダウンヒルをマウンテンバイクで勇敢に走るライダーたち。すべてのコースを走り切ろうとすると、数日間かかるというスケールの大きさなので、「マウンテンバイクを満喫しながら英語をマスターしたい」という人にとっては、またとない留学先と言えるでしょう。

ワーホリでカナダに留学するなら、ウィスラーはおすすめ!

「ワーホリで海外留学をする」と言って、気軽に海外に出かける人もいますが、留学先で仕事が見つかるかどうかは意外と大きな問題です。実際、ワーホリを利用して張り切って海外に行っても、現地の言葉が話せないために仕事が見つからない日本人がいるからです。

その点、ウィスラーは観光地なのでホテルや飲食店などの仕事先が多く、片言の英語でも雇ってもらえる職場が数多くあります。特に嬉しいのは、リゾートホテルなどの仕事先の中に、スタッフハウス(寮)が用意されている場合があることです。ウィスラーは家賃が高いので、寮を利用できるかどうかで、留学費用に大きな差が出ます。必ずしも寮の付いた仕事先が見つかるとは限りませんが、まずはトライしてみると良いでしょう。

同じカナダの留学先でも、ビクトリアなどは田舎の都市なので仕事先が限られている上に、英語が話せないと日本料理店でも雇ってもらえない場合があります。英語力に自信のある人はまったく問題ないのですが、片言の人がワーホリでカナダ留学をする場合は、まず自分が働ける場所があるかどうかを確認することが大切です。

アルペンスキー留学のコースもあるウィスラー

ウィスラーには、アルペンスキー留学のコースもあります。たとえば「CSBA(カナディアン・スポーツ・ビジネス・アカデミー)」には、Snow Sports Professional Program というスキープログラムがあり、本格的な教育を受けたスキートレーナーがしっかりと指導をしてくれます。

スキー技術の向上はもちろんこと、スキーというスポーツ本来の楽しさを引き出すアドバイザーになれるよう、“世界で通用するコミュニケーション能力”を学べる点が特徴的です。スポーツに対する意識が極めて高いカナダならではの、優れたスキー指導が受けられます。

また、「ピュアカナダ留学センター」では、ウィスラーに滞在して英語とスキー・スノーボードを満喫したい人のために、シーズンパスの早期割引を活用したスキー・スノーボード留学プランを提供しています。

1日の中に半日の英語研修があり、それ以外の時間は世界各国の仲間と一緒に、ウィスラーの広大なゲレンデを自由に滑れるというもの。スキーの技術を学びながら、世界で通用する英語力もつけたい人にとって、魅力的なプランです。

ウィスラー留学のデメリット

スポーツの好きな人やカナダの大自然に包まれたい人にとっては、この上なく魅力的なウィスラー留学ですが、ウィスラー留学にあたってはデメリットもあるので注意しましょう。

  • 物価が高く、家賃や学費も高い
  • 語学学校が少ない
  • 日本からの直行便がない
  • 日本のものが手に入りにくい

ウィスラーは観光地なので、全般的に物価が高く、家賃も学費も高い傾向にあります。また、バンクーバーやトロントなどの大都市のようにたくさんの語学学校はなく、スクールの選択肢も限られています。山岳のリゾート地で日本人も少ないため、当然ながら日本からの直行便はなく、日本のものも手に入りにくいという現実があります。

物価が高く、家賃や学費も高い

ウィスラーはリゾート地なので物価が高く、しかも家賃や学費も高いという、留学する人の生活に直結したものが高いので、留学費用を抑えたい人には向きません。たとえばウィスラー・ビレッジには食品から雑貨・飲食店まで生活に必要なものはすべて揃っていますが、あくまで観光客向けなので、一つひとつが高値に設定されています。

また、ウィスラーのあるブリティッシュコロンビア州は、日本の消費税にあたる税金が12%と、アルバータ州に比べて7%も高くなっています。オンタリオ州の14%に比べれば若干低めですが、もともとの価格が高い上に税金までつくと、買うのをためらうような金額になることもあります。

ウィスラーは山の中にあるため、食品の中でも特に魚の値段が高い傾向にあります。葉物野菜も値段が高く、冬場に鍋物をすると白菜の値段の高さに驚くかもしれません。他にも2リットルの牛乳が360円ほどしたり、茄子が1本120円~200円というように、目が飛び出るほどではないけれど「何だか高い」と感じる食品も多いでしょう。ウィスラーで生活する際は、まとめ買いやセールなどを活用して、できるだけ生活費を抑える工夫が必要です。

また、ウィスラーの物価の高さを如実に感じるのが、外食費用です。観光地なので仕方ありませんが、ファストフード店でセットメニューを注文すると、安くても800円ほどするなど、気軽に外食できる値段ではありません。外食をなるべく控えて自炊することも、ウィスラーでの生活費を抑えるポイントです。

語学学校が少ない

ウィスラーは観光のための街なので、バンクーバーやトロントのように語学学校が多くありません。数少ない選択肢から選ばなければならないので、ウィスラー留学を決める前に、自分に合う語学学校があるかどうかをチェックしておくことをお勧めします。

たとえばウィスラーには、こんな語学学校があります。

スポーツ好きが集まるアットホームな語学学校

「タムウッド・インターナショナル・カレッジ・ウィスラー」
スポーツ好きが集まるアットホームな語学学校が、「タムウッド・インターナショナル・カレッジ・ウィスラー」。語学学習とリフトがセットになったパックを用意しているので、ウィンタースポーツを楽しみながら英語を勉強できる環境があります。

世界最大のゲレンデがあるリフトまでは徒歩3分。48週間のディプロマコースと、26週間のサーティフィケイトコースがあり、どちらもアルバイトをしながら講義を受けることができます。スキーやスノーボードのインストラクター試験対策コースもあります。

英語レベル中級以上の人におすすめ

「インターナショナル・ハウス・ウィスラー校」
英語が中級以上のレベルの人には、「インターナショナル・ハウス・ウィスラー校」がおすすめです。ヨーロッパからの学生が7~8割を占めているので、ハイレベル(目安はTOEIC500点以上)の英語クラスで授業が受けられます。

学校からメインゲレンデのゴンドラ乗り場までは徒歩30秒!授業が終わったらすぐスキーやスノーボードに興じることができるので、とても便利です。スクールは自由でアットホームな雰囲気で、世界中の仲間と楽しく授業が受けられます。

このように、数が少ないとはいえ、それぞれに個性豊かなスクールがあるので、自分にピッタリのクラスを選ぶことで充実した留学生活が送れます。

日本からの直行便がない

ウィスラーと日本を結ぶ直行便はないので、まずは日本から飛行機でバンクーバーに出て、そこからウィスラー行きのバスを利用するのが一般的な方法です。ウィスラーはバンクーバーから北に125㎞ほどの距離にあり、バスの所要時間は3時間ほどです。

夏場にウィスラーに行く人や、ウィスラーから日本に帰る人は、観光を兼ねて「ウィスラー・マウンテニア鉄道」を利用するのもひとつの方法です。運航は1日1往復しかなく、ノースバンクーバー駅を出発するのは早朝なので、鉄道を利用する際はバンクーバーで1泊してから乗ることになります。

日本のものが手に入りにくい

山岳地のリゾート地なので、日本のものが手に入りにくいのは仕方ありません。ウィスラー・ビレッジにはお寿司屋さんや日本食レストランが4~5店舗ほどありますが、バンクーバーなどに比べると圧倒的に少なく、美味しいお店を選んで入るのは難しい状況です。

とはいえ、日本食を専門に販売する「フジマーケット」というスーパーもあり、日本食がまったく手に入らないわけではありません。「海外留学をしても、やっぱり食事は日本食がいい」とこだわっている人は厳しいですが、そうでなければ何とかやっていけるでしょう。

ウィスラー留学のメリット・デメリットをよく考えた上で、留学先の選択を!

どうでしたか?スポーツ好きの人にはたまらなく魅力的なウィスラー留学ですが、物価の高さや山の中の小さな観光地である点などもよく考えて、慎重に留学先を選びたいものですね。

でも、「一生に一度でいいから、世界最高のアルペンスキーを味わってみたい!」「ウィスラーでしか味わえない壮大なアクティビティを、一度でいいから経験してみたい!」といったように、ウィスラー留学への憧れを抱いている人は、このチャンスを逃さずに体験してみることをお勧めします。

ウィスラーの物価が高いとはいえ、そもそも留学の費用自体がとても高いので、物価の高さは誤差の範囲とも言えます。それに対して、海外留学のチャンスは一生に一度。もちろん二度目・三度目の留学に臨む人もいますが、通常は結婚して子どもができてしまうと、そんな時間もお金もなくなってしまう人が大半です。

ウィスラーの夢が遠ざかってしまわないうちに、いまこの時期をラストチャンスと考えて決断するのも、ひとつの選択肢と言えるでしょう。幸いウィスラーには寮付きの仕事もあるので、運よく寮に入れて住居費が抑えられれば、比較的安く済ませられる可能性もあります。

では、そんなウィスラーの気になる留学費用について、お話ししましょう!

ウィスラー留学に必要な費用はどれぐらい?

ウィスラーの留学費用は、世界全体の留学先と比較すると、アメリカやイギリス・オーストラリアなどへの留学に比べて安く、フィリピンやマルタ・ノルウェーなどの国に比べると高めです。カナダの中ではどうかというと、観光地なので飲食や物品購入などにかかる費用がばかにならないため、留学費用の高いトロントやバンクーバーと同レベルと考えておいた方が良いでしょう。

ただしバンクーバーやトロントのようにエンターテイメントの誘惑は少ないので、芸術鑑賞やスポーツ観戦などの費用は、あまりかからないかもしれません。仕事先の寮に住んで、外食をほとんどせず、服や雑貨もあまり買わないという人も、滞在費をだいぶ抑えられます。

ウィスラーの留学費用で大きく差が出るのは、スポーツプログラムの費用です。本格的にスキーなどを学びたい人は、いいトレーナーの授業をたくさん受けたいので、金額も跳ね上がります。逆に「学生時代の思い出にウィスラーで滑りたい」という人は、実技指導にそこまでお金がかからないので、あまり高額にはなりません。また、英語授業のレッスン時間が1日3時間程度の人もいれば6時間以上の人もいて、それによっても費用も変わってきます。

では、ウィスラーに1年間留学し、語学学校に通って休日のレジャーも楽しむ生活を送ると、いったいどのぐらいの費用がかかるのでしょうか?

項目 費用
航空券(往復) 8万円~22万円程度
語学学校 90万円~240万円程度
滞在費 70万円~90万円程度
交際費 20万円~40万円程度
海外旅行保険 8万円~10万円程度
ビザ申請費 1万円~2万円程度
1年間の合計 197万円~404万円程度

これはウィスラー留学のごく一般的な例なので、スクールの種類や滞在中の行動などによっても、かなり金額は変わってきます。あくまで参考ではありますが、ごく普通のウィスラー留学にかかる費用は、1年間でおおよそ200万円~400万円。平均的には300万円前後が目安となります。

<航空券の費用> 8万円~22万円

日本からウィスラーへの直行便はなく、バンクーバー国際空港からウィスラー・ビレッジ行きの直行バスに乗ることになります。「パシフィックコーチ」というバスで、所要時間は3時間ほど。料金はさほど高くはなく、日本円で片道6千円程度です。ウィスラー到着後は主要ホテルを巡回してくれるため、スポーツ用品などの大きな荷物があっても心配要りません。

バンクーバーからウィスラーまでの交通費を安く済ませようと思えば、「グレイハウンド」というバスを利用する方法もあります。バンクーバーの空港からいったん電車で市内に出なくてはいけないのですが、バス代と電車代を合わせても3千円程度で済むので、留学費用を抑えた人にはおすすめです。

どちらを利用するにしても、日本から9時間かけてようやくバンクーバーに到着した後、すぐまたバスで3時間揺られるのは酷というもの。飛行機の遅延などもあり得るので、当日はバンクーバーに1泊するのが賢明な方法でしょう。ただし、そうなるとさらに費用がかかるので、ホテルのシングルではなく相部屋のドミトリールームなどを利用すると、安く済ませることができます。

<語学学校の費用>90万円~240万円程度

ウィスラーは観光地なので、語学学校の費用もカナダの他の小都市に比べてやや高めです。授業の中にアクティビティを組み込んでいるスクールもあり、リフト料込みのプランを利用すると、お得な場合もあります。ウィスラーは日本と違ってリフト代が高いので(1日1万円程度)、リフト料が授業料に組み込まれているかどうかは、重要なチェック項目です。

ウィスラーの語学学校の良い点は、ただ単に語学を学ぶのではなく、アウトドアアクティビティを通じて生きた英語力を身につけられる点です。たとえば「インターナショナル ハウス・ウィスラー校」の冬の一般英語コースは、講師と生徒が山へ滑りに行くときに、授業で身につけた英語を使うといった授業を行っています。まさに“生の英語”を学べるのですから、机上のレッスンの何倍も言葉を吸収できるでしょう。

<滞在費用>70万円~90万円程度

ウィスラーは食品や雑貨・飲食などの価格が全体的に高く、「ちょっとお腹が空いたからレストランで食事を」と思っても、観光地価格なので値段が張ってしまいます。そのため、滞在費用は多めにかかると思っておいた方が賢明です。

しかし、ワーホリで寮付きの仕事先を見つけ、寮で出される食事を食べて生活する分には、そこまで多額の費用はかかりません。むしろ家賃が大幅に浮くので、外食や買い物を控えて上手に生活すれば、他の都市で暮らすより安く済む可能性もあります。

<交際費>20万円~40万円程度

ウィスラーは本格的なスポーツ留学で行く人も多いので、スポーツと勉強に全力投球する場合、アフターに興じる時間もそこまで多くはないかもしれません。そうなると交際費も低めに抑えられますが、留学中は世界のアスリートと知り合えるチャンスもあるので、ある程度の交際費は取っておくことをおすすめします。

逆に「せっかく留学するのだし、ウィスラーは夜の遊び場も多いから、アフターを満喫したい」という人は、交際費を多めにキープしておく必要があります。観光地なので、つい観光客気分になってしまうと、飲食代もばかになりません。

ウィスラー留学におすすめのエージェント

ウィスラーには語学学校があまりないので、少ない中からどの学校が最も自分に合っているかを見極める必要があります。そのためには、パンフレットに書かれているような内容だけでなく、現地の生の情報が欠かせません。

そのときに役立つのが留学エージェントです。留学エージェントはウィスラーの街や語学学校・生活に必要な情報などを多数持っているので、カウンセラーにいろいろと相談しながら話を進めることで、間違いのない選択ができます。

たとえば語学学校を選ぶ上では、英語の授業内容も重要ですが、「スクールはどんな雰囲気なのか?」「本当に仕事と両立できるのか?」「寮は清潔か?」といったことも気になります。さらにスポーツで怪我をしたときのサポート体制など、留学エージェントに聞かなければわからない心配事もあり、こうした情報も留学エージェントから仕入れながら、自分に最適な語学学校を見つけることが大切です。

留学エージェントの中には、利益だけを考えている危険なエージェントも、実際にあります。そのため、説明会があれば積極的に参加し、エージェントの歴史や事業内容・口コミ情報などもしっかりとチェックして、本当に信頼できる留学エージェントを選びましょう。

<カナダ最大の日系現地留学エージェント「BRAND NEW WAY」」>

「BRAND NEW WAY」は、カナダの各地に拠点を持つ、カナダ最大の日系現地留学エージェントです。「どこの留学先がいいか迷っている」という場合も、カナダ各地の留学先に詳しいので、カウンセラーからさまざまな都市の情報を聞きながら比較検討することができます。

留学相談や学校手配手数料は無料で、全体的な料金設定も比較的リーズナブルです。東京オフィスでは個別のカウンセリングができ、留学やワーキングホリデーの説明会も行っています。他にもTOEIC模試や無料英語クラス、ランゲージエクスチェンジ、ビザ申請サポート、懇親会などをやっているので、積極的に参加すると良いでしょう。

ウィスラーに現地オフィスはないのですが、ウィスラーの語学学校と提携して、学校手配をはじめとした留学サポートを行ってくれます。語学学校は自分で申し込むこともできますが、現地の手続きミスで入学できないといった、日本では考えられないようなことも起こり得るので、やはりエージェントを通した方が安心です。

<名古屋に拠点を持つ留学エージェント「ブリッジ留学サポートセンター」>

「ブリッジ留学サポートセンター」は、名古屋に拠点をおく留学エージェント。一人ひとりの希望に合わせた留学プログラムを組み、語学学校の手続きから航空券・海外旅行保険・ポケットWi-Fiの手配、各国査証手続きなどを、トータルでサポートしてくれます。格安航空券の手配や、海外旅行保険だけの申し込みもOKです。

ウィスラー留学 まとめ

ウィスラー留学のメリット&デメリット、留学費用、おすすめの留学エージェントについてご紹介しましたが、いかがでしたか?ウィスラーは、ごく一般的な留学をイメージしている人にはあまり向かないかもしれませんが、スキー好きの人やアクティビティを楽しみたい人、雄大な自然の中でゆったりとした留学生活を送りたい人にとっては、最高の留学先と言えます。

日本人も少ないので、英語が飛び交う環境の中で現地の人々とのまたとない交流を深めることができ、「カナダに留学した」という実感を、深く味わうことができるでしょう。

留学先を国から探す