シャーロットタウン留学のメリット&デメリット、必要な費用を徹底解説!
カナダの東海岸に浮かぶプリンスエドワード島の州都・シャーロットタウンは、人口約3万人の小さな海辺の街です。
プリンスエドワード島といえば、「赤毛のアン」の舞台になった場所として有名です。
まるで島全体が絵画の世界のように美しく、島の人々もとてもフレンドリーで温かいので、一生の思い出に残る留学生活となることでしょう。
そんなシャーロットタウンへの留学には、いったいどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?留学費用やお勧めの留学エージェントについてもご紹介しましょう!
シャーロットタウン留学が日本人に人気の理由とは?
バンクーバーなどの大都会への留学を考える人が、田舎への留学には見向きもしない一方で、「留学をするなら絶対にここ!」とわき目もふらずに思う人が多いのが、シャーロットタウンです。
なぜなら、“世界一美しい島”という言葉が、これほど似合う場所はないからです。「パンフレットの写真を見て、もう留学先はここしかないと思った」と絶賛する人がいるほどです。
そしてまた、シャーロットタウンの人々はとても温かく、日本からはるばる訪れる留学生を大歓迎してくれます。
そんなとびきり美しい風景と、心優しい人々のいるシャーロットタウンが、日本人留学生にとって人気の理由は、いったいどんな点にあるのでしょうか?
シャーロットタウン留学のメリット・魅力
シャーロットタウンへの留学には、主に次のようなメリット・魅力があります。
- 訪れるすべての人を魅了する美しい景色
- 自然の中でゆったりと留学生活が送れる
- 街の人々がとても優しく温かい
- 治安が良く、安心して暮らせる
- 世界の国々の留学生と友だちになれる
- 美味しい食べ物がいっぱいある
カナダ留学というと、大自然のパノラマをイメージする人も、多いのではないでしょうか?
でも、いざバンクーバーやトロントに行ってみると、「自然はあったけれど、学校や住むところは大都会だった」という人がほとんどです。
ところが、シャーロットタウンは違います。学ぶ場所や住む場所の周辺にも、カナダの自然がいっぱいです!
では、そんなシャーロットタウン留学のメリットについて、詳しくお話ししましょう!
訪れるすべての人を魅了する美しい景色
どこを見ても美しい景色が広がっている
シャーロットタウンのあるプリンスエドワード島は、まるで絵画の世界に自分が入り込んでしまったかのうように、どこを見ても素晴らしい景色が広がっています。
もしカメラを持って出かけたら、何枚撮影してもし切れないでしょう。そんなプリンスエドワード島の美しさは、訪れるすべての人を魅了してやみません。
留学生が“第二の故郷”と思う場所
プリンスエドワード島の美しさに惹き込まれるのは、留学生も同じです。この景色に惹かれて留学し、実際に留学してみて、予想以上の素晴らしさに感動する学生は少なくありません。
なだらかに続く緑の丘と、静かな砂浜、情緒あふれる切妻屋根の民家。そして心優しき街の人々。
“ここは自分の第二の故郷”と思うほどプリンスエドワード島を愛する留学生は多く、「またいつか必ず訪れたい」と、心から思うようです。
自然の中でゆったりと留学生活が送れる
都会の喧騒と離れてゆったり生活できる
シャーロットタウンのあるプリンスエドワード島は、日本の愛媛県ほどの広さの場所に、愛媛県の1割ほどの人口が住んでいます。
東京よりも愛媛の方がかなりゆったり暮らしていることを考えると、どれだけ広々とした場所かわかるでしょう。
周囲には牧草地が広がり、都会の喧騒とはまったく離れて、ゆったりとした留学生活を送ることができます。
街の人々がとても優しく温かい
フレンドリーな住民が留学生を大歓迎
シャーロットタウンを愛する人の誰もが口にするのが、「街の人々がとても優しく温かい」ということです。
シャーロットタウンの人々は、とにかくフレンドリーで、気持ちの温かい人ばかり。はるばる日本からやってきた留学生のことも、手放しで大歓迎してくれます。
田舎のコミュニティにもすんなりと溶け込むことができますし、そこで英語を話す機会もたくさんあるでしょう。
カナダの中でも住民の優しさはピカイチ
カナダの人々は全体的に優しいのですが、その中でもプリンスエドワード島の人々の優しさはピカイチです。
日本人が忘れかけていた“人と人とのつながりの大切さ”を感じる人も、きっと多いのではないでしょうか。
治安が良く、安心して暮らせる
カナダの中で最も治安の良い街
プリンスエドワード島は、カナダの中でも最も治安の良い地域として知られています。
どのぐらい平和かというと、たとえば街の本屋の前に置いてあった置物が盗まれたことが、新聞のトップニュースに載るほどです。
そのため、治安の良さに慣れきっている日本人が留学をしても、不安に思うことはありません。
世界の国々の留学生と友だちになれる
語学学校は実に国際色豊か
シャーロットタウンには日本人留学生が少なく、語学学校には世界中のさまざまな国から留学生が集まってきます。
たとえば語学学校のひとつのクラスに、フランス人やイタリア人、スペイン人、ポーランド人、ロシア人がいるといった感じで、実に国際色豊かです。
留学プログラムが終わった頃には、カナダ人だけでなく、世界中に友人ができたのを実感するでしょう。
美味しい食べ物がいっぱいある
身のしまったプリプリのロブスター
シャーロットタウンの留学は、この土地ならではの美味しい食べ物を味わえるのも、大きな魅力のひとつです。
プリンスエドワード島周辺の海は水温が低く、身のしまったプリプリのロブスターが手に入ります。ロブスター漁ツアーもあるので、滞在中に一度は体験してみると良いでしょう。
ロブスターだけでなく、プリンスエドワード島には地元の新鮮な魚介類がたくさんあり、フィッシュマーケットに行くと牡蠣やアサリなどがたくさん並んでいます。
のびのび育った放牧牛の味も最高
プリンスエドワード島は海産物で有名ですが、実は畜産も盛んです。
のびのびと育った放牧牛のほか、チキンやポーク、ラム肉も美味しく、毎年4月には人気レストランがオリジナルバーガーに挑戦する「バーガーコンテスト」も開かれます。
ほくほくの名物ポテトも味わえる
プリンスエドワード島はカナダ最大のじゃがいもの生産地なので、街にはフライドポテトやベイクドポテトなどの専門店があります。
ポテトはロブスターよりも手軽に手に入るので、日々の食卓にほくほくの美味しいポテトが並ぶことも多いでしょう。
また、広大な大地で栽培する味の濃いオーガニック野菜も、格別の美味しさです。ストロベリーやブルーベリーなどの果実も豊富で、ベリー摘みも体験できます。
シャーロットタウン留学のデメリット
絵葉書から抜け出たような美しい風景の中で、美しい英語と心優しい人々に囲まれ、ゆったりとした時間を過ごせるシャーロットタウン。
カナダの中でも特に治安が良く、美味しい食べ物もたくさんあり、とても充実した留学生活を送ることができるでしょう。
そんな魅力いっぱいのシャーロットタウンにも、やはりデメリットはあります。たとえば、次のような点です。
- 田舎なので、レジャーが少ない
- 語学学校が1校しかない
- 日本からの直行便がない
- 交通が不便
シャーロットタウンは田舎なので、バンクーバーやトロントのようなレジャー施設はほとんどなく、語学学校も1校しかありません。
島内の交通はバスしかなく、日本からの直行便もないので、都会で育った人はかなり不便に感じるかもしれません。
では、そんなシャーロットタウン留学のデメリットについて、お話ししましょう。
田舎なので、レジャーが少ない
大都市のような楽しいイベントがない
そもそもシャーロットタウンに留学しようと思う人は、刺激的なレジャーなど求めないとは思いますが、シャーロットタウンには大都市のような楽しいイベントやエンターテイメントがありません。
ボートに乗ったり、フィッシングやダイビングをしたり、海辺で遊んだりといった楽しみがあるぐらいです。
水着とカメラがあれば、十分楽しめる街
でも、「この島で遊ぶために必要なのは、水着とカメラだけ」と思えるぐらい、何もなくても楽しめるのが、プリンスエドワード島です。
たとえばボートに乗ってロブスターやサバを釣り、その場でバーベキューにして食べるボートツアーは最高です。
語学学校が1校しかない
語学学校はSACLI以外選択できない
プリンスエドワード島には語学学校が「Study Abroad Canada Language Institute(SACLI)」たった1校しかなく、それ以外の選択肢はありません。
そのため、「SACLIは雰囲気が合わないから、別の語学学校に通いたい」と思っても、それは不可能です。
アットホームで面倒見のよい語学学校
ただし、このSACLIは語学学校として長い歴史を持つ、とてもアットホームで面倒見のよいスクールで、1クラス平均8名の少人数制でしっかりと英語を学ぶことができます。
語学だけでなくカナダの文化も学ぶことができ、金曜日の午後は釣りやゴルフ、ロブスターランチなどのアクティビティを無料で体験できます。
厳選されたホームステイ先を手配
ホームステイに関しても、質の高いホストファミリーの手配にこだわり、心温かいネイティブのファミリーを紹介してくれます。
実はこのスクール。創始者が日本にホームステイをしたときに温かいおもてなしに感動し、「自分のスクールで学ぶ留学生にも、同じような経験をさせてあげたい」と思って、ステイ先を紹介しているのだとか。
遠く離れたカナダの島の語学学校は、意外なところで日本と接点があったのですね。
日本からの直行便がない
トロントなどを経由して乗り継いで行く
日本からシャーロットタウンに向かう直行便はなく、トロントやモントリオール、バンクーバー、カルガリー経由でシャーロットタウン空港に行くのが一般的です。
たとえば日本からモントリオールまで約12時間、モントリオールからシャーロットタウンまで約1時間。トータル13時間ほどで、シャーロットタウンに着きます。
トロントから乗り継ぐと、さらに1時間ほど長くかかります。
交通が不便
島内に鉄道はなく、移動はバスか車のみ
シャーロットタウンの交通が不便だというのは、誰もが風景から想像できることだと思いますが、まったくその通りで交通は不便です。
「赤毛のアン」の冒頭に、おじいさんのマシューが馬車で鉄道の駅までアンを迎えにいくシーンがありますが、そのモデルとなったプリンスエドワード鉄道は、今はもうありません。
線路だった所は島内を巡るコンフェデレーショントレイルという自動車道になり、島内で異動する場合は、すべてバスか車になります。
滞在先の暮らしそのものが充実している
もっとも、車で異動をするのは島の人にとってみれば当たり前のことなので、何かあれば車で案内してくれるといったこともあるでしょう。
島の人々がとても親切ですし、滞在先ではホストとの会話もたくさんあり、「どこかに行きたい」と特に思わなくても楽しく暮らせるほど、生活そのものが充実しています。
「交通は不便だけれど、実際に行ってみたら、何も困ることがなかった」というのが、実際のところかもしれません。
シャーロットタウン留学のメリット・デメリットをよく考えた上で、留学先の選択を!
どうでしたか? 絵画の世界にいるような大自然に包まれて、世界各国の仲間と英語漬けの日々を送り、心優しい人々との交流を楽しめるシャーロットタウン。
カナダの中でも治安がとびきり良く、美味しいシーフードが思う存分味わえるのも、シャーロットタウン留学の大きな魅力ですね。
また、シャーロットタウンにこれといったレジャー施設がなく、島内の移動も不便なので、華やかな留学生活を望む人には向かないといったデメリットがある点も、おわかりいただけたかと思います。
シャーロットタウン留学のメリット・デメリットをよく考えた上で、慎重に留学先を選びましょう!
では今度は、シャーロットタウンの留学費用についてお話ししたいと思います。
シャーロットタウン留学に必要な費用はどれぐらい?
シャーロットタウンでの生活はとても質素で、交際費などもあまりかからず、バンクーバーやトロントなどに比べて留学費用を安く抑えることができます。
では、シャーロットタウンに1年間留学し、語学学校に通って休日のレジャーも楽しむ生活を送ると、いったいどのぐらいの費用がかかるのか、ご紹介したいと思います。
項目 | 費用 |
---|---|
航空券(往復) | 8万円~22万円程度 |
語学学校 | 100万円~150万円程度 |
滞在費 | 80万円~90万円程度 |
交際費 | 15万円~30万円程度 |
海外旅行保険 | 8万円~10万円程度 |
ビザ申請費 | 1万円~2万円程度 |
1年間の合計 | 212万円~304万円程度 |
あくまでシャーロットタウン留学のごく一般的な例ですが、トータルの留学費用は1年間でおよそ210万円~300万円。平均的には250万円前後が目安となります。
<航空券の費用> 8万円~22万円程度
日本とシャーロットタウンを結ぶ直行便はないので、バンクーバーやトロント、モントリオール、カルガリーなどへの留学に比べて、航空券の費用は若干高めです。
<語学学校の費用>80万円~150万円程度
シャーロットタウン唯一の語学学校である「SACLI」にはさまざまなコースがありますが、総合的な英語力をつけるコースの場合、1年間の費用は130万円ほどです。
学費を抑えたい場合は、カナダの中で最もリーズナブルな大学のひとつと言われる「ホーランドカレッジ」(Holland College)のようなカレッジを選択するという方法もあります。
ホーランドカレッジの年間の学費は約80万円で、学費をかなり抑えることができますが、カレッジは地元民が普通に学問を学ぶ場なので、付いていくのが相当大変なことは覚悟する必要があるでしょう。
<滞在費用>80万円~90万円程度
シャーロットタウンの滞在費用は、ダウンタウンのアパートをルームシェアで利用すると安く済みますが、ホームステイやアパートの一人暮らしの場合は高めになります。
のどかな田園風景なので、物価が安いと思っている人もいるのですが、シャーロットタウンの物価はそこまで安くはありません。
<交際費>15万円~30万円程度
シャーロットタウンに滞在すると、これといったイベントやエンターテイメントに参加することもなく、買い物や飲食をする機会も少ないので、普段は自然に囲まれて“お金のかからない日々”を過ごします。
留学生も質素な生活を好む学生が多いので、交際費はあまりかからないと考えて良いでしょう。
シャーロットタウン留学におすすめのエージェント
シャーロットタウンへの留学を考えるときは、自分で語学学校やステイ先の予約を取ることもできますが、留学エージェントに相談した方がより確実に手配することができます。
日本に住んでいると、約束通りに物事がきっちり進むのが当たり前と思ってしまいますが、海外はそうではありません。
日本に住んでいると、手続きなどはきっちりとやってもらえるのが当たり前だと思ってしまいますが、海外はけっしてそうではありません。
海外はさまざまな点でアバウトな部分が多く、その点は心してかかった方が良いでしょう。
初めて海外留学をする人は、できれば留学エージェントなどを通してプロに任せるのが、最も安心な方法です。
30年以上のサポート実績を持つ「ウィッシュインターナショナル」
豊富な留学・ワーホリプログラムを用意
「ウィッシュインターナショナル」は、30年以上の留学サポート実績を持つ留学エージェント。
カナダ留学やワーホリに関するさまざまなプログラムを用意し、1週間の短期留学から医療英語の資格が取得できるプログラムまで、豊富なプログラムの中から選ぶことができます。
手数料無料。2ヶ国語留学にも対応
手数料無料で利用でき、カナダ留学だけでなく、たとえばカナダとフィリピンの両方に留学するなど、2ヶ国留学にも対応しています。
海外の大学を卒業した社員や、海外で働いた経験を持つ社員がカウンセリングを行うので、経験に基づいたアドバイスがもらえるのも嬉しい点です。
プリンスエドワード島の現地エージェント「ウェストウィンズPEI」
カナダ人と日本人の夫婦が経営
「ウェストウィンズPEI」は、プリンスエドワード島にオフィスを構える、現地の留学エージェント。
カナダ人の夫と日本人の妻が夫婦で営んでいて、年間に受け入れる生徒数を絞って、きめの細かいサービスを提供しています。
日本にオフィスはありませんが、現地でのサポートが手厚いのが、「ウェストウィンズPEI」の大きな特徴です。
ホームシックになっても大丈夫!
現地サポートがあると、どんな点が助かるのかというと、何よりも嬉しいのは留学生がホームシックになったときです。
「ウェストウィンズPEI」では、毎週電話やメッセージなどで一人ひとりのチェックアップを行い、月に1~2回はお夕飯会も開催します。
そのときは食卓に日本食が並び、何でも気軽に話を聞いてもらえるという、至れり尽くせりのサービスが受けられます。
入学準備から送迎までトータルサポート
家族単位の小さな留学エージェントですが、入学書類の準備から最後のお見送りまでトータルでサポートしてくれるので、安心して留学に臨めます。
「ホームシックになる可能性があるかも」という人には、特にお勧めの留学エージェントです。
シャーロットタウン留学 まとめ
シャーロットタウン留学のメリット&デメリット、留学費用、おすすめの留学エージェントについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
シャーロットタウン留学の最も大きな魅力は、やはり赤毛のアンに出てくるような、あまりにも感動的な風景でしょう。
絵画のような美しい景色と、フレンドリーで温かい島の人々の人柄に触れながら、日本ではけっして気づけない何かを気付くことができるかもしれません。
ただし日本人の少ない場所なので、留学エージェントなどのサポートを受けながら、現地で困ることのないようしっかりと準備をしましょう!