パウエルリバー留学のメリット&デメリット、必要な費用を徹底解説!
カナダの西海岸にあるパウエルリバーは、「大自然に抱かれて英語学習に集中し、スポーツを満喫したい」と思う人に最適な留学先です。
リゾートで有名なサンシャインコーストのエリアに位置し、温暖な気候に恵まれ、ゆったりとリラックスした留学生活が送れるでしょう。
そんなパウエルリバーへの留学には、いったいどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
パウエルリバー留学が日本人に人気の理由とは?
パウエルリバーは人口およそ2万人の、とても小さな街です。
美しい自然に包まれ、時を忘れたかのようにのどかな日常を送りながら、さまざまなスポーツアクティビティに挑戦することができます。
日本人が少なく、純粋なカナダ人が多いので、英語を学ぶ環境としても最適です。街でただひとつある語学学校も、教育が充実しています。
そんな整った英語環境とスポーツアクティビティの魅力を持つパウエルリバーが、日本人留学生にとって人気の理由は、いったいどんな点にあるのでしょうか?
パウエルリバー留学のメリット・魅力
パウエルリバーへの留学には、主に次のようなメリット・魅力があります。
- 自然を満喫できるアクティビティが充実
- カナダの中で最も気候が温暖
- 古き良きカナダを感じられる
- 日本人が少ないので、英語に集中できる
- 革新的な教育を行う語学学校がある
- 誰とでも仲良くなれる温かいコミュニティ
- 治安が良い
カナダで人気が高い留学先はバンクーバーやトロントなどの大都会ですが、それとはまったく違うカナダを体験できるのが、パウエルリバーです。
はっきり言って、カナダの有名なレジャースポットに出かけたり、ビッグなイベントやエンターテイメントを楽しみたい人には向きません。自然を愛し、スポーツを愛し、本気で英語の勉強をしたいと思っている人に最適な留学先です。
古き良きカナダを彷彿とさせる土地で、現地の人とアットホームな交流を楽しみたいなら、きっと最高の思い出を作ることができるでしょう。
では、そんなパウエルリバー留学のメリットについて、詳しくお話ししましょう!
自然を満喫できるアクティビティが充実
海・湖・山それぞれに楽しさ満載
パウエルリバーは、スポーツが大好きな人が「カナダに留学するならここしかない!」と惚れ込むほど、魅力的なスポーツアクティビティが揃っています。
たとえば壮大な山々を何日もかけてハイキングしたり、西海岸の穏やかな海をカヤックやカヌーでどこまでも漕いだり、誰もいない湖で泳いだりといったように、ダイナミックな楽しみ方ができます。
他にもジェットスキーやスキムボード、サイクリング、フィッシング、アイススケート、スノーボードなど、アクティビティの楽しさは留まることを知りません。
海岸線沿いのハイキングは息を飲む絶景
パウエルリバーは、ハイカーたちにとって最高に魅力的な場所です。
サンシャインコーストを縦走する全長180㎞のハイキングコースは、世界的にも有名で、見晴らしの良い12の山小屋に泊りながら何日もかけて歩きます。
海岸線沿いの山道を歩くと、息を飲むほど美しい風景に出会うことができ、さまざまな動物たちとの触れ合いもあるでしょう。
スキューバダイビングのメッカ
パウエルリバーは、スキューバダイビングの知られざるメッカでもあります。
パウエルリバーの美しい海には、シャチやイルカ、クジラなどもいて、日本では絶対に見られないようなビッグスケースの海を堪能できるでしょう。
パウエルリバーで唯一の語学学校「キャンパスカレッジ」では、「スキューバダイビング+Englishプログラム」も用意しています。
カナダでも有数のダイビングスポットがスクールから車で5分ほどのところにあり、一般のダイビングスクールよりも安い金額で道具をレンタルでき、手軽な金額でインストラクターの資格も取得できます。
カナダの中で最も気候が温暖
真冬の最低気温が-5℃程度
パウエルリバーのあるサンシャインコーストは、カナダの中でも最も気候が温暖な地域です。
真冬でも最低気温が-5℃程度なので、寒さが苦手な人も、快適に生活することができるでしょう。
夏も日本と違って湿度が低いので、カラッとした気候の中で気持ちよく過ごせます。
古き良きカナダを感じられる
映画のロケ現場のようなレトロ感
パウエルリバーは“陸の孤島”のような街なので、他国の影響をあまり受けることもなく、昔のカナダの面影を残したまま現在に至っています。
パウエルリバーの街を歩いていると、まるで昔の映画のロケ現場に来たようなレトロ感があり、「あ~、カナダに来たんだなぁ」と、しみじみ実感できるでしょう。
“古き良きカナダ”を味わいたい人にとって、パウエルリバーは最高の場所と言えます。
日本人が少ないので、英語に集中できる
語学学校以外に日本人がほとんどいない
カナダにはオタワやケロウナなど、日本人が少ない留学先がいくつかありますが、その中でも最も日本人の数が少ないのがパウエルリバーです。
パウエルリバーには、語学学校の学生以外に日本人はほとんどいないので、完全に英語漬けになって学ぶことができます。
住民の9割以上がネイティブなカナダ人
また、パウエルリバーはカナダの中でも特に移民が少ない街で、住民の9割以上はネイティブなカナダ人です。
どこに行っても美しい英語に触れることができるので、英語を学ぶにはこれ以上ない場所とも言えるでしょう。
革新的な教育を行う語学学校がある
BC州の認定制度「EQA」を取得
パウエルリバーに1校だけある語学学校の「キャンパスカレッジ」は、革新的な教育を行う語学学校のひとつです。
2003年に創立された、生徒数50人ほどの小さな学校で、1クラスは6~14名ほど。生徒と教師の距離が近く、皆と仲良くなれる環境です。
ブリティッシュコロンビア州が一定の品質保証基準を満たした教育機関に対して認定する「EQA」を、バンクーバーやビクトリアの都市部以外の私立語学学校で唯一取得している点も、心強いでしょう。
ハイクオリティな授業
「キャンパスカレッジ」では、英語の初心者から上級者まで、すべてのレベルの受講が可能です。
読解・筆記・リスニング・スピーキングの充実した授業を行い、校内だけでなく戸外の活動なども活用しながら、ハイクオリティな授業を展開しています。
4週間に1回のスポーツアクティビティ
勉強面だけでなく、大自然を活かした豊富なアクティビティを用意しているのも、「キャンパスカレッジ」の大きな特徴です。
4週間に1回、ハイキングやオイスターピッキング、アイスホッケー、クリフジャンピング、カーリングなど、さまざまなスポーツを体験できます。
ホームステイ先を親身になって紹介
「キャンパスカレッジ」が学業と同じぐらい力を入れているのが、ホームステイです。
スクールが独自にコネクションを持っているステイ先があり、9割以上がネイティブカナディアンで、留学生が満足できるステイ先を親身になって案内してくれます。
ホームステイが楽しいかどうかというのは、留学生活の充実度を大きく左右するので、そこをしっかりサポートしてくれるというのは非常に魅力的でしょう。
ボランティア探しも積極的にサポート
「キャンパスカレッジ」は、留学生のホームステイ先だけでなく、ボランティア先も積極的に面倒をみてくれます。
日本人カウンセラーも常駐していて、学習面、生活面のサポートも手厚いので、安心して留学することができます。
誰とでも仲良くなれる温かいコミュニティ
フレンドリーな地元民との交流が楽しい
パウエルリバーの人々はとても陽気で温かく、誰にでも気軽に話しかけてくれるので、英語と親しむ機会をたくさん持つことができます。
ホームステイ先のホストもとてもフレンドリーで、ホストと会話をする時間はたっぷりあるでしょう。
語学学校の先生も優しく、クラスの仲間の距離がとても近いので、楽しく思い出深い留学生活を送ることができます。
治安が良い
落としたお財布を届けてくれる人もいる
パウエルリバーに住む人々はフレンドリーで温かいので、治安もとても良く、女性一人でも安心して留学することができます。
たとえば誰かがお財布やパスポートなどを落としても、学校に届けてくれる人がいるほどです。落とし物を届けるのは、日本では当たり前ですが、海外では特別なことなのです。
身を引き締めて生活することが大切
ただし、いくらパウエルリバーが治安が良いからと言って、日本のように無防備でいるのは危険です。
留学中は「自分はいま海外にいるのだ」ということを常に自覚し、身を引き締めて生活することが大切です。
パウエルリバー留学のデメリット
日本人が少なく、美しい英語を話す環境の中で、さまざまなスポーツアクティビティが楽しめるパウエルリバー。
そんな魅力いっぱいのパウエルリバーにも、やはりデメリットはあります。たとえば、次のような点です。
- 語学学校がたったひとつしかない
- 日本からの直行便がない
- スポーツに興味がない人はつまらない
- 日本の物がほとんど手に入らない
パウエルリバー留学を考えるにあたって、最も懸念される点は、「語学学校がひとつしかない」ということです。
街に唯一ある「キャンパスカレッジ」以外、語学学校の選択肢がまったくないので、そのスクールのやり方に合わない人はそもそも留学できません。
また、自然豊かな地というのはもれなく不便な土地でもあるので、スポーツが大好きな人以外はやることがなくて退屈してしまうでしょう。
では、そんなパウエルリバー留学のデメリットについて、お話ししましょう。
語学学校がたったひとつしかない
街にあるのはキャンパスカレッジ1校のみ
パウエルリバーは田舎なので、英語の語学学校は「キャンパスカレッジ」1校に限られています。
そのため、自分の望む授業を行う学校を選びたいと思っても、キャンパスカレッジ以外の選択肢はありません。
キャンパスカレッジは勉強だけでなく、ホームステイからアクティビティまでサポートしてくれるアットホームな学校なので、その雰囲気が気に入る人でないと留学は難しいでしょう。
日本からの直行便がない
バンクーバーからプロペラ機に乗って行く
日本とパウエルリバーを結ぶ直行便はなく、バンクーバーからプロペラ機に乗って20分ほど行くと、パウエルリバー空港に着きます。
「プロペラ機が心配」という人は、フェリーを乗り継いで行く方法もあります。美しい自然を眺めながら、時間をかけて留学先にたどり着くというのも、また味わい深いものがあるでしょう。
ただし、スムーズに移動して留学先での生活を楽しみたい人は、バンクーバーやトロントなど日本からダイレクトアクセスで行ける留学先が最適です。
スポーツに興味がない人はつまらない
大規模なイベントもレジャー施設もない
パウエルリバーはマリンスポーツをはじめ、さまざまなスポーツアクティビティが盛んなので、スポーツ好きにとっては“地上の楽園”のような場所です。
ところが、スポーツに興味がない人が間違って行ってしまうと、「大規模なイベントはないし、レジャー施設もないし、何だかつまらない」ということになってしまいます。
マリンスポーツに興味がない人は、やはりそれ以外のレジャーが揃った留学先を選ぶのが、賢明な選択でしょう。
運動が苦手な人が行くと、太る可能性あり
パウエルリバーは街も豪快なら、レストランで出てくる料理も豪快なので、運動しないで普通に食事をしていると太ってしまう危険があります。
そういう点でも、運動が苦手な人にはパウエルリバーは向かないかもしれません。良く食べ、良く学び、よく運動する人にピッタリの街と言えます。
日本の物があまり手に入らない
留学中に和食が食べたい人は暮らせない
パウエルリバーに日本食のレストランがまったくないわけではありませんが、バンクーバーなどとは比べものにならない少なさです。
醤油やカレールーなど入手できる食材も若干ありますが、日本人が少ない街なので、日本の物はほとんど手に入らないと思った方がいいでしょう。
「留学中も和食を食べたい」というような人は、パウエルリバーで暮らすことは難しいので、日本人の多い留学先を選んだ方が賢明です。
パウエルリバー留学のメリット・デメリットをよく考えた上で、留学先の選択を!
どうでしたか? ネイティブなカナダ人の英語に包まれて、英語漬けの日々を送り、大自然の中でマリンスポーツを楽しめるパウエルリバー。
気候が温暖で、フレンドリーな住民との交流が楽しめるのも、パウエルリバー留学の大きな魅力ですね。
また、パウエルリバーが自然以外にあまりレジャー施設がなく、スポーツがあまり好きでない人は退屈してしまうといったデメリットがある点も、おわかりいただけたかと思います。パウエルリバー留学のメリット・デメリットをよく考えた上で、慎重に留学先を選びましょう!
では今度は、パウエルリバーの留学費用についてお話ししたいと思います。
パウエルリバー留学に必要な費用はどれぐらい?
パウエルリバーでの生活は大都市に比べて質素で、語学学校の費用も高額ではないため、バンクーバーやトロントなどに比べて留学費用を安く抑えることができます。
ホストファミリーと語学学校との距離も近いので、交通費もかかりません。スポーツアクティビティを楽しむ以外は、毎日ステイ先と学校の往復になる人も多いでしょう。
では、パウエルリバーに1年間留学し、語学学校に通って休日のレジャーも楽しむ生活を送ると、いったいどのぐらいの費用がかかるのか、ご紹介したいと思います。
項目 | 費用 |
---|---|
航空券(往復) | 8万円~22万円程度 |
語学学校 | 100万円~140万円程度 |
滞在費 | 80万円~85万円程度 |
交際費 | 15万円~30万円程度 |
海外旅行保険 | 8万円~10万円程度 |
ビザ申請費 | 1万円~2万円程度 |
1年間の合計 | 212万円~289万円程度 |
あくまでパウエルリバー留学のごく一般的な例ですが、トータルの留学費用は1年間でおよそ210万円~290万円。平均的には250万円前後が目安となります。
<航空券の費用> 8万円~22万円程度
パウエルリバー空港へはバンクーバー経由で行くので、バンクーバーに行くより航空券の費用は若干高めです。
<語学学校の費用>100万円~140万円程度
パウエルリバーで唯一の語学学校「キャンパスカレッジ」の費用は、バンクーバーやトロントなどの語学学校に比べて安く、その点も留学を決める上で重要なポイントとなります。
安いだけでなく、教育が充実しているので、英語を学ぶという点でのコスパはかなりいいと言えるでしょう。
「キャンパスカレッジ」の授業は、フルタイム(週23時間)とインテンシブ(週30時間)、パートタイム(週15時間)の3パターンに分かれています。
入学金が約1万1,000円、教材費が年間約5万円、学費は年間約90万円~130万円なので、1年間留学すると100万円~140万円ほどで学ぶことができます。
<滞在費用>80万円~85万円程度
パウエルリバーの「キャンパスカレッジ」で学ぶ人は、ほぼ100%ホームステイをします。
ホームステイ代は月6万円程度(3食付き)で、1年間で72万円程度。それにホームステイの手配料約1万5,000円と、カストディアン(身元引受人)代約8,000円を入れると、合計74万3,000円。
ホストも面倒見がよく、親切にしてくれるので、何事もなければ滞在費は80万円~85万円程度で収まるでしょう。
<交際費>15万円~30万円程度
パウエルリバーにはマリンスポーツなどのアクティビティ以外、これといった大きなイベントやエンターテイメントもなく、刺激的な遊び場もありません。
留学生もスポーツ好きの質素な学生が多いので、よほどアクティビティにのめり込まない限り、交際費がかさむことはないでしょう。
パウエルリバー留学におすすめのエージェント
パウエルリバーへの留学を考えるときに、FacebookやTwitterなどのSNSで口コミ情報を得て、自分で手配をして留学に行く人もいます。
少しでも留学費用を抑えるという目的からだと思いますが、それは非常に危険なので、特に初めて留学をする人は止めておいた方がいいでしょう。
海外は日本のようにきっちりと手続きをするところばかりではなく、「ちゃんと語学学校に申し込んだのに、現地に行ったら入学者リストに入っていなかった」というようなトラブルも起こり得ます。
特に初めて留学を経験する人は、留学エージェントに相談をして計画を進めるのが、賢明な方法です。
HIS提携の留学エージェント「留学タイムズ」
「留学タイムズ」は、世界45ヶ国の留学を扱う留学エージェント。パウエルリバーの留学も扱っていて、手数料0円・最低価格保証を謳っています。
語学学校の入学手続きを代行することで、学校から営業報酬を受け取っているので、留学者は手数料を負担しなくていいという仕組みです。
「留学費用をできるだけ抑えたい」「アメリカやオーストラリア、フィリピンなど、他の国の留学も含めて比較検討したい」という人には、最適な留学エージェントでしょう。
旅行業界大手のHISと提携しているので、その点も安心できます。
カナダ留学専門の留学エージェント「Ambition留学館」
「Ambition留学館」は、カナダ留学専門の留学エージェント。カナダ各都市の良さを熟知した上で、適切なサポートをしてくれます。
留学タイムズと同じく、語学学校の代行手数料は無料です。
現地サポートはありませんが、そもそもパウエルリバーの場合は語学学校やホームステイ先のサポートが手厚いので、エージェントの現地サポートは他の街ほど必要ないかもしれません。
パウエルリバー留学 まとめ
パウエルリバー留学のメリット&デメリット、留学費用、おすすめの留学エージェントについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
パウエルリバーはバンクーバーやトロントのようにメジャーな留学先ではありませんが、美しい自然に囲まれて思う存分英語を学び、ダイナミックなスポーツアクティビティを楽しめる、とても魅力的な街です。
「これぞカナダ!」と言いたくなるような、パウエルリバーならではの感動体験も、味わうことができるでしょう。
出発前は留学エージェントのカウンセラーにじっくり相談し、留学中は語学学校やステイ先のホストのサポートを受けながら、一生の思い出に残る留学を実現してくださいね!