セブ島はフィリピン留学人気NO.1!行く前にチェックすべき費用と3つのデメリット
最近は「フィリピン留学=セブ島留学」と言っても過言ではないほど留学生に人気のセブ島。美しい海でのダイビングやシュノーケリングなどのマリンスポーツが楽しめるため、年間を通じて多くの人が訪れています。
セブ島留学の魅力とは?費用はどれくらい?メリットやデメリットも含めて、セブ島の気になるアレコレをご紹介します。
セブ島が留学生に人気の理由
フィリピンに語学留学する学生の約70%はセブ島の学校に入学すると言われるほどセブ島は留学生に人気があります。
その理由の秘密を探ってみましょう。
セブ島の基本情報
セブ島という名前は知っていても、どんなところなのかよく知らないという人が多いのではないでしょうか。
セブ島留学について知る前に、まずはセブ島の基本情報を確認しておきましょう。
- フィリピン中部ビサヤ諸島にある細長い島
- セブ島の東海岸側にあるマクタン島は有名なリゾート地
- フィリピン第2の都市で、経済特区や国際空港などがある
- ポルトガルの探検家マゼランが航海の途中で訪れたのがセブ島
セブ島はフィリピン中部にある細長い島
7500もの島が存在するフィリピン。その中でもっとも大きい島は首都マニラがあるルソン島、次に大きいのはフィリピンバナナの産地であるミンダナオ島です。そして、大小多くの島の中の真ん中あたりにあるのがセブ島です。
セブ島の東には太平洋戦争の激戦地となったレイテ島があります。また、マリンレジャーで有名なマクタン島とは2本の橋でつながっています。
フィリピン第2の都市
セブ島は全長225km、面積は4422k㎡でそれほど大きな島ではありません。しかし、その中に経済特区があり、国際空港もできています。
セブ州の主要都市圏である「メトロ・セブ」は人口が多く、市街地は近代化が進んでいることから「メトロ・マニラ」に次ぐフィリピン第2の都市と呼ばれています。
また、セブ島は観光客にも人気があり、フィリピンを訪れる年間観光客約47万人のうち9万人はセブ島への観光客だそうです(2017年調べ)。フィリピン観光客の約2割はセブ島に来ているということですね。そのため、空港、ホテル、ショッピングモールなども整っています。
植民地の歴史
15世紀、ポルトガルの探検家マゼランがセブ島に立ち寄りますが、そこで戦いに巻き込まれ戦死してしまいます。セブ島には今もマゼランゆかりの遺跡が残されています。
その後、セブ島はスペインの植民地になり、後にアメリカに占領されます。戦後はリゾート地、観光地として発展しています。
セブ島が留学先として人気が高い理由
セブ島は日本人だけでなく世界各国から多くの留学生が勉強に来ています。その人気の理由としては、勉強だけでなくマリンスポーツなどのアクティビティが充実していること、フィリピンの中でも都会で生活するのに便利な点などが考えられます。
セブ島留学5つの魅力と3つのデメリット
次にセブ島の魅力やメリットとデメリットを見ていきましょう。
セブ島留学には次のような魅力があります。
- インフラが整っている
- 語学学校が多い
- 地元住民も英語を話す人が多いので日常会話は英語でOK
- マンツーマンレッスンや少人数制レッスンで語学力UPが可能
- アクティビティが豊富
インフラが整っている
セブ市は2012年に横浜市と都市開発に関する協定を結び、エコシティ開発推進に取り組んでいます。
また、セブ市の中心地にはITパークと呼ばれるビジネス街があり、世界各国からIT企業が集まってきています。
もちろんその周辺の道路は整備され、ホテル、飲食店、ショッピングモールなどもそろっています。
電気、水道、Wi-fiもフィリピンの中ではかなり充実している点がセブ島留学の魅力であり、メリットだと言えます。
語学学校が多い
世界中から留学生が集まってくるだけあって、セブ島にはたくさんの語学学校があります。
若者だけでなく、親子留学、シニア語学留学など幅広い年齢層の人が学びに来ています。学校の選択肢が多い点もセブ島留学の魅力のひとつです。
地元住民も英語を話す人が多いので日常会話は英語でOK
フィリピンの公用語は英語とフィリピン語(タガログ語)です。多くのフィリピン人は小学校から英語を学ぶため英語を話せますが、地方によってはタガログ語しか話せない人や、その土地の言語を使う人もいます。
しかし、セブではほとんどの人が英語をきれいに話せます。学校卒業後は語学学校の講師になる人も多いので、セブ島での日常生活は英語が通じますし、語学力を磨くいい機会になります。
マンツーマンレッスンや少人数制レッスンで語学力UPが可能
フィリピン留学はどの地域でもマンツーマンレッスンを取り入れています。セブ島でも同様で、マンツーマンレッスンや少人数制レッスンのコースがたくさんあります。
その中で自分に合った学校、コースを選ぶことで語学力UPが期待できます。
アクティビティが豊富
セブ島留学の楽しみは豊富なアクティビティにあると言ってもいいでしょう。
セブ市からマクタン島までは大きな橋でつながっています。車で30分~1時間ほどで行けるので、いつでもマリンレジャーが楽しめます。
マクタン島ではジンベイザメと泳ぐツアーやアイランドホッピングで周辺の小さな島を巡るといった体験ができます。
セブ島留学の3つのデメリット
一方、セブ島留学のデメリットも知っておきましょう。
誘惑が多い
セブの市街地には大型ショッピングモールやレストラン、カフェ、カジノなどがあります。また、マリンレジャーや観光など遊ぶ場所が多い魅力ある土地なのですが、それだけに誘惑が多く、勉強に集中できないということが起こります。
もちろん日本では経験できないアクティビティは留学の期間中に体験するといいのですが、遊んでばかりで語学が上達しなかった……ということのないようにしっかりと目的意識を持って行くようにしましょう。
アジア系の留学生が多い
オーストラリアやニュージーランド、カナダなどはアジア系だけでなく欧米からの留学生が多く訪れますが、セブ島はアジア系の留学生の割合が高くなります。
グローバルに国際交流をしたいとか多国籍の人と交流したいという人にとっては物足りなさを感じるかも知れません。
また、日系の語学学校もあります。そこでは日本人生徒が多く、つい日本語を使ってしまい、せっかく留学に来たのに英語をあまり使わなかったということになるので注意が必要です。
フィリピンの中では物価が高い
セブ島の物価は日本と比べるとかなり安いのですが、フィリピンの他エリアと比較すると高い傾向にあります。
また、交通費や日用品、水などは日本よりも安いですが、外食、特に日本食や外資系のファストフードはそれほど安くありません。いくつかの値段をご紹介します。
- タクシー初乗り料金……40ペソ(約80円)
- ジプニー(乗り合いバス)初乗り料金……7ペソ(14円)
- 水(500ml)……20ペソ(40円)
- ボールペン……15ペソ(30円)
- カップラーメン……30ペソ(60円)
- マクドナルドのセット……155ペソ(310円)
- 日本食店のカツ丼……300ペソ(600円)
- スターバックスのコーヒー……110ペソ(220円)
(1ペソ=2円で計算しています。為替相場の変動で料金は違ってきます。)
現地の食事が口に合わない場合は日本食レストランやファストフード店を利用することになりますが、そのときは費用がかかるということを考えてお金を多めに準備しておきましょう。
セブ島留学の費用はどれくらい?
フィリピン内では比較的物価が高いセブ島ですが、それ以外の国への留学と比較すると留学費用はかなり抑えられます。
では、実際に総額でどれくらいになるのか確認していきましょう。
留学の費用の内訳は次のようになります。
- 渡航に関する費用
- 滞在費+学費
- 生活費
- その他諸費用
セブ島学の渡航に関する費用
渡航や入国に関して、次のような費用がかかります。
内訳 | 費用 |
---|---|
航空券 | 東京→セブ (片道)2万円~4万円 |
海外旅行保険 | 留学生賠償責任補償付き(3ヶ月)約35,000円~38,000円 |
ビザの申請費用(30日以上留学の場合) | 31日~59日までの場合、約3,400ペソ(6,800円) 60日~89日の場合、約8,200ペソ(16,400円) |
(1ペソ=2円で計算しています。為替相場の変動で日本円の金額が変わる可能性があります。)
直行便が多いので便利
日本からセブには成田、関空、名古屋の各空港から直行便が出ています。それ以外の日本の空港からは韓国や香港を経由して行く便があります。
どの方法でも格安航空会社から多くの便が出ているので、比較サイトなどで上手に探してみましょう。
病気やケガに備えて保険は必要
セブは観光やレジャーに訪れる人も多く、比較的治安はいい地域です。しかし、慣れない土地での食事やレジャーでのケガ、蚊を媒介して感染するデング熱など環境の違いで病気やケガをするリスクがあります。
海外旅行保険は必ず加入しておきましょう。
フィリピン留学のビザ
フィリピンへの留学は30日まではビザ不要で入国できますが、それを超えるとビザが必要になります。滞在が60日以上になる場合は外国人登録証の「ACR I-CARD(Alien Certificate of Registration Identity CARD)」も必要です。
また、期間に関わらず語学留学目的の場合は「特別就学許可証」(SSP(Special Study Permit」が必要です。
手続きは学校でやってくれますが、料金は学校によって異なります。事前にチェックしておきましょう。
セブ島留学の滞在費+学費
セブ島留学の滞在先は学生寮、ホテル、コンドミニアムなどがあります。セブにはホテルがたくさんあり、学校と提携している場合もあります。
いくつかの学校の例をご紹介します。
3D ACADEMYの場合
3D ACADEMYはセブ市街の中心エリアにあり、ショッピングセンターの隣という便利な場所にあります。多国籍校としても有名で、さまざまな国の留学生と交流できます。
3D ACADEMYは学生寮とホテルの両方があり、いずれも学費、滞在費(3食の食事代込み)、洗濯代が含まれます。
ESLコース(マンツーマン4コマ+グループ3コマ+オプション2コマ)の場合の料金です。
部屋のタイプ | 1週間の金額 | 4週間の金額 |
---|---|---|
学生寮1人部屋 | 7万円 | 195,000円 |
学生寮2人部屋 | 55,000円 | 16万円 |
学生寮4人部屋 | 45,000円 | 129,000円 |
ホテル1人部屋 | 8万円 | 22万円 |
ホテル2人部屋 | 6万円 | 17万円 |
(上記以外のコースや期間もあります。また料金は変更になる可能性があります。)
このようにホテルの方が若干高くなりますが、どちらも食事がついているのでおすすめですね。
リゾート地・マクタン島のCebu Blue Ocean Academyの場合
Cebu Blue Ocean Academyはセブ島からすぐ近くのリゾート地・マクタン島にある語学学校です。
目の前が美しいビーチなのでアクティビティも存分に楽しめます。バギオにある老舗語学学校が運営し、講師の採用にも厳しい基準を設けているので安心です。
General ESL(マンツーマン x 5コマ + 4人グループ x 2コマ + オプション x 1〜3コマ)の場合の料金(学費、滞在費、食事込み)は下記の通りです。
部屋のタイプ | 4週間の金額 |
---|---|
1人部屋 | 216,000円 |
2人部屋(オーシャン側) | 186,000円 |
2人部屋(シティ側) | 175,000円 |
3人部屋 | 169,000円 |
(上記以外のコースや期間もあります。また料金は変更になる可能性があります。)
この学生寮ではオーシャン側とシティ側で料金が異なり、オーシャン側の方が高くなっています。
セブ島留学で必要な生活費
学費に滞在費と食費が含まれているので、それ以外の費用と言えば休日の食事代や日用品代、レジャーの費用などです。
ただ、現地の食事が合わない場合は外食が増えるので、その分の費用を考えておく必要があります。
1ヶ月の生活費としては2万円~4万円程度準備しておきましょう。
セブ島留学の総額は1ヶ月で約22万円
ここまでの費用を計算すると、学費+滞在費+食費で4週間に18万円~20万円、生活費が2万円~4万円として、1ヶ月の合計金額は約20万円~22万円となります。
遊べるところが多いセブ島なので、事前にどこに行きたいか、何をしたいかを十分に調べて費用を計算しておきましょう。
セブ島留学におすすめのエージェント
セブ島は留学先として人気があるため、多くの留学エージェントがあります。その中のいくつかをご紹介しましょう。
FUJIYAMA International
FUJIYAMA Internationalはフィリピン、オーストラリア、ニュージーランドへの留学を扱っているエージェントです。
フィリピンに関しては各地の語学学校を何度も視察し、本当におすすめできる学校を紹介しています。セブ島では2017年に23校、2018年には38校、2019年6月までに6校を視察し、その情報を掲載しています。(同じ学校で別キャンパスの視察も含む)
信頼できる情報が多いので、学校選びの相談などにぜひ利用してみてください。
もちろん、留学前のカウンセリング、入学手続き、航空券情報提供、空港ピックアップサービス、現地サポート(別料金が必要)、留学後のキャリアカウンセリングなども行っているので、留学前から留学後までトータルサポートが受けられます。
School With
School Withはフィリピンをはじめ、カナダ、アメリカ、イギリス、オーストラリアなど世界各地への留学をサポートしているエージェントです。
情報量が多いので、国選び、都市選びの段階から相談できるのが強みです。
フィリピンに関しては学校が倒産した場合の保証があります。また、セブ島留学では現地サポートが受けられるので、フィリピン留学に不安がある人におすすめできます。
留学前のカウンセリングや各種手続き、最低価格保証などはもちろんある上に、学校とのトラブルにもしっかり対応してくれる安心できるエージェントです。
CEBU21
CEBU21は日本で最初にできたフィリピン留学専門のエージェントです。独自基準でおすすめする学校選びを行うだけでなく、常に現地での生活に役立つ情報収集をして留学生のサポートをしています。
また、事前の相談から留学中まで1人のカウンセラーが担当します。相談するたびに担当者が変わるということがないので、安心して相談できるのも大きなメリットです。
セブ島留学 まとめ
セブ島はフィリピン第2の都市と言われるほど都会化が進み、市街地の中心部は世界中からIT企業が集まり、ITパークと呼ばれています。
一方ですぐ近くのマクタン島など美しい自然があり、さまざまなアクティビティが楽しめます。
都会の便利さと楽しいレジャーの両方を満喫できるのがセブ島留学の魅力です。
ただ、フィリピンの中では物価が高く、娯楽の誘惑も多いので思った以上にお金がかかる可能性があります。また、学校によってはアジア系や日本人が多く、あまり国際交流ができなかった、日本語ばかり使っていたというケースもあります。
悔いのない留学にするためにも、信頼できる留学エージェントに相談しながら準備を進めていきましょう。