バコロドは知る人ぞ知る留学の穴場!リピーターにも人気の理由とは?
多くの島で構成されているフィリピン。そのちょうど真ん中あたりにあるネグロス島最大の都市がバコロドです。観光でおなじみのセブ島はすぐ隣の島で、飛行機で約30分で行けます。また、留学地として人気急上昇中のイロイロ(パナイ島)も海をはさんだ対岸にあり、毎日フェリーが出ています。
サトウキビの名産地でのどかな風景が広がるバコロドですが、近年は留学先の穴場としてひそかに注目されています。
その理由を詳しくご説明します。
バコロドが留学生に人気の理由
フィリピン留学はマニラやセブが有名ですが、物価高や治安の悪化などの不安要素があります。
一方、バコロドは観光地化されておらず、日本人が少ないという点で、また、優しい人が多いという点でも留学先として人気が上がっています。
バコロドの基本情報
バコロド留学の人気の理由を知る前に、どんなところなのかを見ていきましょう。
- フィリピンのほぼ中央に位置するネグロス島西部の街
- パナイ島の都市イロイロは海をはさんだ向こう側にありフェリーで行ける
- 人口は約56万人
- サトウキビやココナッツなどの農業が盛ん
- 雨季と乾季がある
- ほほえみの街と呼ばれるように人々が優しい
- 日本からは飛行機で約9時間
バコロドはネグロス島最大の都市で、ネグロス・オクシデンタル州の州都です。セブ島はすぐ隣にあり、パナイ島にはフェリーで行ける位置にあります。港街としてにぎやかな一面を持っています。
スペインの植民地だった
バコロドはかつてはスペインの植民地でした。その後、フィリピン革命を経て独立し、ネグロス共和国ができます。しかし、アメリカ軍に占領され、アメリカの支配下でバコロド市になったものの第二次世界大戦下では日本軍が占領、アメリカ軍がそれを奪還するといった変遷を経て今日に至ります。
そういった歴史があるため、市内ではスペインの文化が残っています。
バコロドが留学先として人気が高い理由
バコロドはセブ島からすぐ近くのネグロス島にありますが、セブ島ほど観光地化されていません。ゆったりとした自然が広がる地域で、市民も素朴な人が多いのが特徴です。
市内を走る車はゆっくりとしたスピードなので、海外から来た人でも安心できます。
こういった背景から「フィリピン人が選ぶフィリピンでもっとも住みやすい街」に選ばれたのでしょう。留学生にとっても居心地のいいところが人気の秘密なのかも知れません。
食べ物がおいしい
バコロドは「チキンがおいしい」と有名です。街のあちこちにチキンの店や焼き鳥屋さんがあります。しかもお値段が安いので、留学生も気軽に立ち寄れますよ。
他には南国らしいフルーツや野菜も豊富です。
慣れない土地の料理は苦手という人はマクドナルドやケンタッキーフライドチキンといったおなじみのファストフード店もあるので安心です。
リピーターが多いバコロド留学~5つの魅力
1度バコロドに留学した人は、また2度、3度と留学先にこの街を選んでいます。リピーターが多い理由として、次の点があげられます。
- 物価が安く留学費用が抑えられる
- 治安がいい
- 「City of Smile」(ほほえみの街)で人々が優しい
- 娯楽施設が少ないので勉強に集中できる
- 目的に応じた語学学校が選べる
物価が安く留学費用が抑えられる
バコロドの一番の魅力は「物価が安い」という点です。マニラやセブ島はフィリピンの中でも物価が高いことで有名ですが、バコロドは物価がかなり安いのが特徴です。
参考までにセブ島と比較してみましょう。
商品名 | セブ島 | バコロド |
---|---|---|
交通機関 | タクシー初乗り40ペソ(80円) | ジプニー初乗り5ペソ(10円)(※) |
外食(1皿) | 100ペソ(200円)~ | 20ペソ(40円)~ |
水(500ml) | 20ペソ(40円) | 8ペソ(16円) |
(1ペソ=2円で計算しています)
(※)ジプニーはフィリピンでよく見かける乗り合いタクシーのことです。マニラやセブでは治安面で不安があるためタクシーが推奨されますが、バコロドでは留学生でも安心して乗っています。
学費もマニラやセブ島と比較すると、かなり安くなっています。留学にかかる費用が抑えられるという点がバコロドの魅力だと言えます。
治安がいい
バコロドは穏やかな人が多く、みんな親切です。落とし物や忘れ物をした場合でも、かなりの確率で持ち主のところに戻ると言われています。(ただし、油断は禁物です。自分の荷物はしっかり管理しましょう。)
また、マニラやセブ島では観光客・留学生には高額料金をふっかけるところがあるようですが、バコロドはそういったことがありません。
留学で気になるのが治安の面ですが、バコロドなら留学生も、送り出すご家族にとっても安心できるでしょう。
「City of Smile」(ほほえみの街)で人々が優しい
バコロドは「City of Smile」(ほほえみの街)と呼ばれ、人々はみんな優しく留学生や海外旅行者にも親切です。
一度バコロドを訪問した人はそのホスピタリティに感激して、「また行きたい」と口にするほど!
実際、何度もバコロドに留学している人が多くいます。
娯楽施設が少ないので勉強に集中できる
バコロドはマニラやセブ島ほど都会化されていません。カジノや大型レジャー施設が少ないため、娯楽の誘惑がなく勉強に集中できる環境にあります。
一方、観光名所は多く、サトウキビ商人のかつての豪邸跡「ルーインズ」、天然温泉やフィリピンの自然が楽しめる「マンブカル マウンテンリゾート」など見どころはたくさんあります。
日本人の数が少ない
また、日本人の数も少ないため、滞在中に安易に日本語に頼るという機会がありません。その分、語学力が磨かれる点もバコロド留学のメリットだと言えるでしょう。
買い物に不便はない
娯楽施設は少ないバコロドですが、ショッピングセンターなどの商業施設は充実しています。食料品や日用品の購入に不便を感じることはありません。
目的に応じた語学学校が選べる
バコロドにはさまざまなタイプの語学学校やコースがあります。自分の目的やレベルに応じた学校を選べるのがメリットです。
いくつかの例をご紹介しましょう。
学校名 | 特徴 |
---|---|
OKE(OK English Academy) | ・キャンパス型の語学学校で、敷地内には校長家族や日本人マネージャーが居住しているので安心 ・バコロドで唯一、アメリカ人のネイティブ講師が在籍 ・マンツーマンの指導や講師と同室での居住が可能 ・スピーキングに特化した授業が選べる |
LSLC (Language Skills Learning Center) | ・サンアグスティン大学付属の英語学校 ・地元の大学生に日本語クラスで教えることも可能 ・講師と一緒に街に出かけて現地人に英語インタビューを行う授業がある ・保護者が引率として参加が可能 |
E-Room Language Center | ・マンツーマンのレッスンが中心 ・学校は地元のホテル内にあり、ホテルのプールやレストラン、売店などの利用が可能 ・TOEICやIELTSの試験対策コースやスパルタコースもある |
Acti-LABO(アクティラボ) | ・バコロドで唯一、日本資本の学校 ・最大10人という少人数制で確実に学習できる ・校外学習でスピーキングを磨く実践型レッスンが特徴 |
他にも多くの学校・コースがあります。自分にはどの学校がいいのかわからない場合は、留学エージェントに相談してみましょう。
バコロド留学のデメリット
バコロド留学のデメリットも知っておきましょう。
雨季は集中豪雨に注意
バコロドには雨季(5月~1月)と乾季(2月~4月)があり、特に雨季の7月~8月には豪雨になることがあります。道路に水があふれることもあるので注意が必要です。
また、年間を通じて気温が高く、雨季は湿度も高くなります。体調管理に気をつけましょう。
日本からの直行便がない
日本からバコロドには直行便がありません。(2019年7月現在)
そのため、マニラやセブ島を経由して行くことになります。渡航にかかる時間をよく調べておきましょう。
バコロド留学の費用はどれくらい?
マニラやセブ島と比較して留学費用が安いと言われるバコロドですが、総額でどれくらいかかるのでしょうか。次の項目について調べてみました。
- 渡航に関する費用
- 滞在費
- 生活費
- 学費
- その他諸費用
バコロド留学の渡航に関する費用
まず、渡航に関する費用として、次のものがかかります。
内訳 | 費用 |
---|---|
航空券 | 東京→バコロド (片道)5万円~6万円 |
海外旅行保険 | 留学生賠償責任補償付き (3ヶ月)約35,000円~38,000円 |
ビザの申請費用(30日以上留学の場合) | 31日~59日までの場合、約3,400ペソ(6,800円) 60日~89日の場合、約8,200ペソ(16,400円) |
(1ペソ=2円で計算した場合)
海外旅行保険は必須
治安がいいバコロドですが、100%安全ということではありません。事故や犯罪、災害などに備えて海外旅行保険は必要です。
1週間程度の短期留学ならクレジットカードに付帯している保険でもいいのですが、内容はカード会社(提携している保険会社)によって異なるため事前に必ず確認しておきましょう。
30日以上の留学はビザが必要
フィリピンは30日以内の滞在の場合はビザなしでも入国できますが、30日を超える場合はビザが必要になります。
また、語学留学の場合は30日以内の滞在でもSSP(Special Study Permit)という特別就学許可証が必要です。さらに60日以上になる場合は「ACR I-CARD(Alien Certificate of Registration Identity CARD)」というIDカードも必要です。
これらの申請・取得は入学する語学学校で手続きをしてくれますが、代行手数料がかかるのでチェックしておきましょう。
バコロド留学の滞在費
バコロド留学の滞在先としては、ホームステイやシェアハウス、コンドミニアムなどがありますが、多くの語学学校では宿泊費込みで学費を設定しています。学生寮やゲストハウスを準備しているところが多いので、留学エージェントに聞いてみましょう。
ここではいくつかの例をご紹介します。
宿泊先 | 1週間の費用(学費込み) | 1ヶ月の費用(学費込み) |
---|---|---|
ゲストハウス(相部屋)(平日3食付き) | 38,000円 | 128,000円 |
ホテル(学校と提携)(平日3食付き) | 45,000円 | 147,000円 |
学生寮(2人部屋)(食事なし) | 375ドル(37,500円) | 1,300ドル(13万円) |
(1ドル=100円で計算しています。)
このように1週間で学費と滞在費で約45,000円、1ヶ月で13万円前後かかります。なお、費用は受講する学校やコースで変わってきますので、いくつかの候補先をよく比較するようにしましょう。
また、滞在先によっては光熱費を請求されるところがあります。費用の内訳をしっかり確認することが大切です。
バコロド留学で必要な生活費
バコロドは物価がかなり安く、外食は20ペソ(40円)~、水のペットボトル(500ml)は8ペソ(16円)~なので留学中の食費はそれほど心配することはありません。
1日の食費を500円としても、1ヶ月で15,000円、交通費や雑費などで5,000円として1ヶ月の生活費は約2万円程度で済みます。
バコロド留学の学費
上の表でもわかる通り、バコロドの学費は滞在費とセットで提示しているところが多く、1週間で4~5万円、1ヶ月で13万円前後になります。
バコロド留学1ヶ月の費用は約17万円
これらの情報を元にバコロド留学で1ヶ月にかかる費用を計算すると次のようになります。
- 滞在費・学費・食費(平日3食のみ)…約15万円(ホテル滞在の場合)
- 生活費(交通費、雑費込み)…2万円
これらの合計を見ると1ヶ月で約17万円かかることになります。なお、学校によって滞在費は違ってきます。また、生活状況によっても必要経費が異なるので、個々に応じたケースでよく計算してください。
(1ペソ2円で計算しています。為替相場の変動で日本円に換算した金額が変わるので、ご注意ください。)
渡航にかかる費用も必要
別途、渡航費として5万円前後(片道)、海外旅行保険として1ヶ月12,000円(3ヶ月で36,000円の場合)などがかかります。
長期留学ではビザやACR I-CARDが必要になります。それらの費用も細かく計算して準備しておきましょう。
バコロド留学におすすめのエージェント
住みやすく海外渡航者に優しいバコロドですが、いざ留学となるとどの学校がいいのか、どこに住むのがいいのか…などわからない点がたくさん出てきます。
そんなときは自分であれこれ調べるよりも留学エージェントに相談するのが早道です。おすすめの留学エージェントをご紹介します。
フィリピン バコロド留学代理店
フィリピン バコロド留学代理店はフィリピンの中でもバコロドに特化したエージェントです。バコロド市内にオフィスがあるので、現地で困ったことが起こっても安心です。
申し込みをした人には特典として、渡航前の無料オンライン英会話レッスンが受けられるというメリットもあります。
まだまだ情報が少ないバコロド留学に関して、現地を熟知しているエージェントなので安心して相談できます。
CEBU21
CEBU21はフィリピン各地の留学をサポートする留学エージェントです。フィリピン留学が注目される以前の2005年から運営している歴史あるエージェントです。
スタッフ全員がフィリピン留学経験者で、マスコミやメディアからの取材も多く受けています。過去には俳優で実業家の保阪尚希さんがCEBU21を利用してバコロドに短期留学をしています。
学校選びには厳しい自社基準を設けていて、90日で英語レベルがあがらない場合は学費を全額返金する「90日間学費返金保証」があるのも当エージェントの魅力です。
バコロド留学 まとめ
のどかなサトウキビ畑が広がるバコロド。「ほほえみの街」と呼ばれるほど暖かい人が多く住んでいます。
そのため、「フィリピン人が選ぶフィリピンでもっとも住みやすい街」に選ばれたほど。
多くの語学学校・コースがあるので自分にぴったりのコースを探すことがバコロド留学成功の秘訣だと言えます。自分にはどこがいいのかわからない場合は留学エージェントを利用しましょう。