語学上達におすすめの留学先パース!その人気の秘密と実際にかかる費用はどれくらい?
オーストラリア本土の約3分の1の面積を占める西オーストラリア州。その州都がパースです。
面積は広いものの、その約90%は砂漠地帯で、人口250万人の多くは都市圏に集中しています。
パースはインド洋に面していて、美しい海岸が続きます。コアラやウォンバットなどオーストラリアの動物に触れられる動物園があり、自然と都会がマッチした地域です。
このページではパース留学の魅力や費用などを詳しくご説明します。
パースが留学生に人気の理由
パースは「語学が上達する留学先」として人気があります。その理由を見てみましょう。
パースの基本情報
まず、パースの基本情報を確認しておきましょう。
- インド洋に面し、美しい海岸線が続く
- 人口は約250万人でオーストラリア第4の都市
- 温暖な地中海性気候で、湿気が少なく乾燥している
- 世界でもっとも美しい街と言われている
- 移民が多く、オーストラリアの都市の中でももっともイギリス系の住民が多い
- 日本との時差:1時間(サマータイム(10月~翌年4月まで)は2時間
- 日本からは飛行機で約13時間(乗り継ぎを含む)
湿気が少なくカラッとした気候
パースは温暖な地中海性気候で年間の平均最高気温は24℃前後、冬(6月~8月)の最低気温は8℃前後ですが雪が降ることはほとんどありません。
また、雨が少なく湿度が低いのが特徴です。湿気の多い日本に住んでいる人が訪れると、カラッとしていると感じるでしょう。
ただ、近年は雨が少なく、水不足になることがあるようです。
世界で最も美しい街・パース
パースは「世界で最も美しい街」と評判です。海岸に沈む夕日や美しい街並み、公園、美術館や聖ジョージ大聖堂などの建築物…どれを取っても、「美しい街」にぴったりです。
パースは留学先として人気
オーストラリア留学として真っ先に思い浮かぶのはシドニーやメルボルンかも知れません。
しかし、2度目の留学先や、オーストラリアの他都市で留学後にパースで学ぶという多都市留学者がパースを選ぶ傾向があります。パースはシドニーやメルボルンほど日本人が多くないため、語学力UPができるという点が人気の理由です。
国際色が豊か
オーストラリアはどの都市も移民が多いのですが、パースも同様にさまざまな国から人が集まっています。
かつてはイギリスの流刑地でしたが、1950年代にはイタリアやオランダなどヨーロッパ各地から移民がやってきました。その後、シンガポールやマレーシア、中国、インドなどアジア諸国からも移民者が来て、今ではそれぞれの民族のコミュニティが形成されています。
近年はイギリスからの移民が増加し、オーストラリアの都市の中でもイギリス生まれの人の数はパースがトップだと言われています。
国際交流を希望する人にとって最適な留学先だと言えるでしょう。
パース留学5つの魅力
パースの留学には、次のように多くの魅力があります。
- 温暖な気候で自然が多い
- 図書館の設備が充実
- 多国籍の人と交流できる
- 日本人の数が程よく少ない
- フレンドリーな人が多い
温暖な気候で自然が多い
四季はあるものの日本のように湿気が多くないので、パースはとても過ごしやすいです。また、冬(6月~8月)もそれほど寒くありません。
自然が豊かな点もパースの魅力でしょう。郊外まで続く白い海岸線、広大なキングスパーク、奇岩が並ぶナンブング国立公園、ランセリ砂丘など見どころがたくさんあります。
休日にゆっくり回ってみるといいですね。
図書館の設備が充実
パース市内には大きな図書館があり、学習スペースや設備が充実しています。カフェでお金を使って勉強するよりも、静かな環境で集中して勉強できるのがメリットです。
多国籍の人と交流できる
上でも書いた通り、パースはさまざまな国から人が移住しています。パースの市街地はそれほど広くはありませんが、各国のコミュニティや飲食店があり交流できるのが留学の楽しみになります。
日本人の数が程よく少ない
シドニーやメルボルンは日本企業のオーストラリア拠点があったり、多くの留学生・ワーホリが滞在していたりして、日本人がたくさん住んでいます。日本語の看板が目立ち、日本語が通じる店も多いのが特徴です。
一方、パースは日本人の数がそれほど多くありません。日本語が通じる店も少ないため、自然と語学力が鍛えられます。
パースにはフレンドリーな人が多い
日本人が少ないパースですが、多国籍の人が集まっているだけに、みんな気さくに対応してくれます。
英語圏以外の国の人もいるため、自然と助け合う風土が育ったのかも知れません。まだ英語が十分ではなくても、勇気を出して話しかけてみましょう。
パース留学のデメリット
パース留学のデメリットも知っておきましょう。
日本から遠い
2019年9月1日からはANAが東京→パースの直行便を運航しますが、便数はそれほど多くありません。
そのため、日本からパースに行くには、一度シドニーやメルボルンなどの主要空港に行き、そこで乗り継いでパースに行く方法、またはアジア系の航空会社を利用して、香港やシンガポールなどを経由して行く方法になります。
直行便でも10時間、乗り継ぎ便ならもっと時間がかかってしまいます。日本から遠いのがデメリットだと言えるでしょう。
日本人が少ない
語学留学をするには日本語を使わない環境に身を置くのがベストなのですが、あまりにも日本人が少ないと不安になってしまいますよね。
パースはそういう意味では、日本人の割合が少ないので英語に不安がある人はちょっと心配になるかも知れません。
しかし、それがパース留学のメリットでもあります。もちろん日本人が皆無というわけではなく、多くの日本人留学生がいるので友達になって、時には日本語トークで盛り上がりましょう。
パース留学の費用はどれくらい?
パース留学にかかる費用はどれくらいなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
主に次の項目について調べてみました。
- 渡航に関する費用
- 滞在費
- 生活費
- 学費
- その他諸費用
パース留学の渡航に関する費用
まず、渡航に関する費用として、次のものがかかります。
内訳 | 費用 |
---|---|
航空券 | 東京→パース(片道)7万円~8万円 |
海外旅行保険 | 留学生賠償責任補償付き (3ヶ月)約35,000円~38,000円 |
ビザの申請費用 | 学生ビザ 575ドル |
海外旅行保険は日本語で相談サポートがあるかチェック
「海外旅行保険」は海外旅行中の事故(ケガ)や病気、モノを壊した時などに補償されるものです。さらに「留学生賠償責任」を付けると、留学期間中の補償を受けられます。
医療費や損害賠償などに対応しているので、ぜひ加入しておきましょう。
特に日本人が少ないパースに留学する場合は、現地からでも24時間日本語で対応できるサポートがある保険会社を選ぶと安心です。
3ヶ月以上の留学には学生ビザが必要
オーストラリアに3ヶ月以上留学する場合は学生ビザを取得しなければなりません。
学生ビザは政府認定校のコースをフルタイム受講すること、期間中に80%以上の出席率を維持すること、十分な滞在費用があることなどの条件があります。
申請から取得までに日数がかかる場合があるので、早めに手続きを進めましょう。
パース留学の滞在費
留学で大きな費用がかかるのは滞在(宿泊)費です。滞在の方法には「ホームステイ」「学生寮」「シェアハウス」があります。
留学が初めてという人は、ホームステイが安心です。
パース留学はホームステイがおすすめ
ホームステイは現地のホストファミリーの自宅に寝泊りする方法です。平日は朝食と夕食、週末は朝・昼・夕の3食が提供されるところが多いため、現地の生活に慣れない人は買い物や自炊が不要という点でおすすめできます。
また、現地の生活事情を教えてもらえるというメリットもあります。
パースのホームステイの費用
パースのホームステイの費用は、食事(平日は朝・夕の2食、週末は3食)付きで1週間約270ドルが相場です。
1ヶ月なら約1,080ドルなので、日本円にすると8万円~10万円程度となります。(為替相場によって価格は変動します。)
パース留学で必要な生活費
パースは日本よりも物価が高くなっています。外食する場合、ランチの軽食(サンドイッチとサラダ、コーヒーのセット)で2000ドルほどします。スーパーやショッピングセンターのフードコートでも同様に1食あたりかなり高くなっています。
できるだけ自炊をするか、食事付きのホームステイを探す方がいいでしょう。
パース留学の学費
パース留学には短期から長期までさまざまなコースがあります。また、「ホームステイ・学生寮の費用込み」というコースもあるので、自分に合ったコースを探してみましょう。
ここでは一例をご紹介します。
- 語学とオーストラリア文化を学ぶコース2週間(ホームステイ/学生寮の費用込み)……約14万円
- 社会人向け語学留学コース2週間(宿泊費用は含まない)……約13万円
- 6ヶ月の長期留学コース(宿泊費用は含まない)……約70万円
- 夏休みを利用した1週間の短期留学(宿泊費用は含まない)……約15万円
このようにさまざまなコースがあります。また、修得したい語学のレベルによって学校も違ってくるため、費用に違いが出てきます。
パース留学1ヶ月の費用は約48万円
これらの情報を元にパース留学で1ヶ月にかかる費用を計算すると、次のようになります。
- 滞在費…約10万円(ホームステイで食事付き)
- 生活費…約6万円(ホームステイで提供されない平日のランチ代、日用品など)
- 学費…30万円
- 交通費その他…2万円
これらの合計を見ると1ヶ月で約48万円かかることになります。もちろん宿泊先や学校によって費用は大きく違ってきます。
ご自身のケースではどれくらいになるのかをきちんと計算しておきましょう。
見落としがちな渡航費や初期費用
留学の費用というと滞在期間中だけのことを考えてしまいがちですが、渡航費(航空券代)や海外旅行保険、ビザ取得費用、そして現地で使用する日用品(寝具や家具、食器など)の初期費用も必要です。
日用品を現地で調達する場合の費用、ホームステイや学生寮で貸してもらえるのかどうかなども事前に調べておく必要があります。
パース留学におすすめのエージェント
パースは日本人が比較的少ないため、本気で語学上達を目指す人にはおすすめの土地です。ただ、現地の様子がシドニーなど大都市ほど得られないというデメリットがあります。
そこで信頼できる留学エージェントを利用してみましょう。いくつかおすすめのエージェントをご紹介します。
オーストラリア留学.net
オーストラリア留学.netはオーストラリア内の留学に関するすべてのサポートを行っているエージェントです。
もちろんパース留学にも対応しています。次のような点もおすすめできる理由です。
- 留学の目的や期間などの相談に乗ってくれる
- ビザの申請や海外旅行保険(留学保険)の手続きサポートがある
- 学校・コース選びから入学手続きまでサポート
- 現地の宿泊先の紹介と手続きをしてくれる
- 留学に関する費用の見積もりや相談が可能
このように留学に際して不安に感じる部分を無料で手厚くサポートしてくれるのが強みです。
オーストラリア留学ドットコム
オーストラリア留学ドットコムはオーストラリア各地に提携オフィスを構えています。
滞在先の手配や長期留学のシェアハウス探しなどのサポート・アドバイス、現地での生活オリエンテーション、学校選びから入学手続きといったサービスが受けられます。
利用者が多いエージェントなので、留学経験者の声など参考にできる点が多いのもおすすめポイントです。
ブルーエディケーション
パースに拠点がある現地エージェントです。ビザの相談、生活オリエンテーションや銀行口座開設、携帯電話サポート、学校選び、仕事探しなど現地での生活全般をサポートしてくれます。
パース市内にオフィスがあるので留学中もすぐに相談に行けるのがメリットです。
パース留学 まとめ
パースはオーストラリア大陸の中でも西側に位置しています。シドニーのように日本人が多くなく、日本語の看板や日本語レストランが少ないなど英語をマスターするには最適の環境です。
一方で国際色が豊かでさまざまな国の人と交流が持てます。全般にパースはフレンドリーな人が多いと評判なので、留学生でも安心して打ち解けるでしょう。
ただ、物価が高いというデメリットがあります。上手に留学生活を乗り切るには信頼できるエージェントのサポートが欠かせません。無料サポートや現地オフィスなどを上手に活用しましょう。