海外留学 2024/12/26

バレッタが語学留学におすすめなのはなぜ?期待できる8つのメリットと費用の概算も詳しく解説!

バレッタが語学留学におすすめなのはなぜ?期待できる8つのメリットと費用の概算も詳しく解説!

透明で美しい海に面した国、マルタ共和国。その首都であるバレッタは、街全体が世界遺産にも指定されているほどの価値ある街で、ヨーロッパ諸国内でも屈指のリゾート地と言われています。街のどこを歩いてもインスタ映えすると言われるほどお洒落な街で、可愛いカフェやレストラン、ナイトスポットなども充実しています。

またバレッタは、マルタ語と同時に英語を公用語とするため、語学学校も多く点在し、語学留学に最適な地として沢山の留学生たちから注目されている街でもあります。この記事では、バレッタが語学留学におすすめできる理由に加え、期待できる8つのメリットと費用の概算についても詳しく解説します。

バレッタ留学が日本人に人気の理由

イタリアの南、地中海状に浮かぶ美しいマルタ共和国。マルタはいくつかの島から構成されますが、中でも最も大きな島がマルタ本島です。そのマルタ島の中でも特に観光地として注目され、多くの旅行客が訪れるのが、世界遺産に登録されている首都バレッタ。美しい海に面した街という景観も持ち合わせ、ヨーロッパ諸国の中でも屈指のリゾート地でもあります。特に夏はマリンスポーツも存分に楽しむことができますし、街の中を散策して街並みを楽しむなど様々な遊び方ができます。

バレッタの気候は、全体的に温暖で乾燥気味。夏は日本と同じくらい暑く日差しも強くなりますが、冬は日本より温かく過ごしやすい気候になります。そのため、ヨーロッパ諸国からの移住者も多く、バレッタの住民は多国籍とも言われます。

またバレッタはヨーロッパの他の国と比べると物価が安く、治安も比較的良いため、観光地の他に留学先としても人気になりつつあります。公用語に英語を使うため、語学学校も豊富にあり、語学取得を目指す学生が多く訪れます。留学プランも様々な趣向に富んでおり、アクティビティを組み込んだゆったりペースのプラン、2週間だけの超短期留学や3カ月程度の短期留学、1年以上の長期留学など実に多彩です。融通が利きやすい環境ということもあり、留学候補地としては最適です。

留学地として世界中から学生が集まるバレッタですが、まだまだ日本人留学生の数は少ない様子。渡航の際に日本からマルタへの直行便がないという利便性の悪さも関係しているのか、バレッタには日本人を含むアジア人の留学生はあまり見られません。ほとんどは近隣のヨーロッパ諸国からの学生なので、日本人が少ない場所でストイックに勉強したいという方にはぴったりの留学地です。頼れる日本人がいない分、初めからある程度の語学力は必要ですが、ネイティブと過ごす時間が多いため、習得できる語学力にはかなり期待できます。

またバレッタは昔から留学生の出入りが多かったので、住民も多国籍の人間との共存に慣れており、アウェイの人間に対しておおらかな雰囲気があります。このような生活環境も、穏やかな環境を好む日本人にバレッタ留学が人気になる理由の一つと言えるでしょう。

バレッタ留学のメリット

美しい街並みと海が見える観光スポットが豊富なマルタ島の首都、バレッタ。美しく澄んだ海に面したバレッタの街は、リゾート目的でのんびりすることもできますが、世界遺産に囲まれている街並みの中で生活できるという貴重な経験も可能です。

また生活環境が良いことに加えて、マルタ語のほかに英語も公用語として使われているため、語学留学には最適な街と言えます。そのため語学学校も豊富で、自分にぴったりの留学スタイルを探すことができるでしょう。

そんな魅力的なバレッタですが、留学地として人気の秘訣は決してそれだけではありません。他にもバレッタ留学のメリットには、このような要素が考えられます。

  • 多彩な留学プランが用意されている
  • グローバルな暮らしを経験できる
  • 他のヨーロッパ諸国よりも物価がリーズナブル
  • 体調管理しやすい気候も魅力
  • ヨーロッパ諸国巡りには最適の立地
  • 日本人が少ないので語学習得に向いている
  • 比較的治安が良好
  • マリンスポーツも存分に楽しむことができる

ではここから、バレッタ留学のメリットを一つずつ詳しくご紹介していきましょう。

多彩な留学プランが用意されている

街の大きさはわずかですが、その中に沢山の魅力を持っているバレッタ。海沿いの街と言う立地が特に大きな魅力で、マリンスポーツを目当てにバレッタにやってくる人も少なくありません。そのため語学留学といっても、勉強だけではなく観光などのアクティビティがセットになった留学プランが多いのが特徴。せっかくバレッタに滞在しているのだからということで、「語学もバカンスも楽しみたい」となるのは当然のことでしょう。

また夏場のリゾート地としても人気の場所ですから、夏の期間だけの超短期留学も人気。2週間から1カ月未満の滞在で、午前中は勉強し、午後からは観光やアクティビティを盛り込んだプランや、週末は皆でビーチに出掛けたり、スキューバダイビングやシーカヤックなど海を満喫することができます。バレッタの魅力を存分に堪能できる留学プランでしょう。

また学校によっては、英語だけではなくマルタ語やイタリア語を教えてくれたり、ストイックに語学習得集中プランもあります。沢山ある選択肢の中から、自分の目的や希望に合わせて選べるのは実に嬉しいポイントです。

グローバルな暮らしを経験できる

ヨーロッパ諸国を含め、多国籍な留学生が多く集まる街、バレッタ。そのためバレッタの街には、国際色豊かでさまざまな国の文化に触れられる機会が多くあります。

昔イギリスの統治にあったため、住民が英語を話す環境にあり、今でもバレッタの公用語はマルタ語と英語です。そのため英語の語学学校も多いのですが、その一方で地理的にはイタリアに近いことも関係しているのか、イタリア語の会話や表記も多いバレッタ。語学学校の中には、英語以外の言語習得のプランもあり、実にグローバルな街です。

また、ほかにもフランス語を話せる住民も少なくないですし、ヨーロッパ系の混血の人種が暮らしていたりすることもあり、国際色豊かな環境が魅力のバレッタ。ヨーロッパの国々を母国とする人々は、アジア人とは全く異なる独自の文化や価値観をもっていますので、一緒に過ごせばびっくりすることもあると思いますが、同時に大きな感化も受けるはずです。異文化コミュニケーションは、人生を豊かにし、人を大きく成長させてくれるきっかけになることでしょう。このような経験が積めるバレッタ留学は、色んな刺激を求める若い方に特におすすめです。

他のヨーロッパ諸国よりも物価がリーズナブル

ヨーロッパ諸国への留学は費用が高い!そんなイメージを持っておられる方はきっと多いことでしょう。確かにヨーロッパ諸国は物価が高い傾向があるので、特にヨーロッパの都市部への留学は費用の面で挫折したという留学生も少なくありません。

とはいえバレッタの場合は、同じヨーロッパの国の中で比べると比較的物価が安い傾向にあります。ものの種類にもよりますが、特に野菜や果物を中心とした国産の食材は安価で購入できますので、自炊生活には向いています。輸入品が高いのはどこでもいっしょですので、なるべく地産地消を意識すると物価の高さを実感することはないでしょう。また、ヨーロッパでは主食となるパン類やパスタ、ワインなども安くておいしいものが多いため、メニューによっては安い金額で食費を組むことも可能です。

そのため自炊で生活している留学生の中には、1ヶ月4万~5万円の生活費で充分という人も!予算が限られている留学生にとっては生活しやすい街と言えるでしょう。ただし、バレッタでの外食費には要注意。レストランでの食事は基本的に日本よりも割高であり、ディナーともなれば3,000円以上は覚悟しておかなければなりません。リゾート地という背景も関係ありますので、食費の予算はきちんと立てておくことが必要です。

体調管理しやすい気候も魅力

マルタと言えばリゾート地!と言うイメージが強いため、一年を通して温暖な印象が強いかもしれません。確かに、バレッタは日本の埼玉県と同じくらいの緯度に位置していますが、緯度の割には平均的に温暖な気候が続くことが魅力の一つでもあります。日本と同じように季節があり、夏と冬の区別はありますが、体調管理しやすい気候と言えるでしょう。

バレッタの冬の平均最低気温は、10度前後。0度を下回ることはなく、雪が降ったり、日本ほどの厳しい寒さにはなりません。海に面しているため風の強い日は若干増えますが、体の芯まで凍えるなんてことはないので、寒さに弱い方にとっては理想的な気候でしょう。

ただし注意が必要なのは、夏の日差し。マリンスポーツに興じる人が多いですが、日差しの破壊力が強く肌を痛めることもあるので、サングラスや日焼け止めなどの対策は必須になります。地中海性気候に属するバレッタは、4月から10月にかけては乾季なので雨はほとんど降らず、晴れが続きます。そのため気温も上昇していき、最高気温は30度を超える日もあります。熱中症予防などの対策は必要になるかもしれません。

留学生が無事に留学期間を満了するためには、日々の体調管理は欠かせないものです。留学先によっては、寒さが厳しく風邪ばかり引くという場所もありますし、気温の変化が著しく体が適応できない、なんてこともあり得ます。元気で健康でなければ勉強に集中できませんし、その他のアクティビティなども存分に楽しめません。

ですがバレッタの場合は、夏の日差しの強さだけ気をつければ、比較的温度の変動も激しくなく、体調を崩す要因は少ないはずです。これもバレッタ留学の人気の秘訣です。

ヨーロッパ諸国巡りには最適な立地

留学中に近隣の国を旅行したり、観光に行くことを楽しみにしている学生は少なくないことでしょう。まさにバレッタの立地は、ヨーロッパや地中海エリアの観光には最適です。

バレッタから約8kmほどのところに位置するマルタ国際空港は、ヨーロッパ各国へ行き来できるハブ空港となっています。実は、マルタはシェンゲン協定加盟国なので、ヨーロッパの他都市に国境手続きなしで渡航することが可能なのです。そのためヨーロッパ諸国周遊も夢ではありません。日本からヨーロッパ諸国に旅行に行くよりもはるかに手続きや費用を削れますし、かかる時間も比較になりません。

ヨーロッパ諸国巡りを楽しみたい方は、バレッタ留学を拠点として旅行を楽しむのもアリでしょう。

日本人が少ないので語学習得に向いている

バレッタは住み心地が良く留学にも適した街ですが、日本人の在住率は限りなく低い数字です。物価が高いイメージが強いヨーロッパ諸国に属していることや、日本からの直行便がないなどの利便性が関係しているのかもしれませんが、マルタの在留邦人数は200人以下、首都のバレッタでも日本人の比率は約2%程度とも言われています。

そのため、街中で日本人に会うことはほぼないのと同時に、語学学校でも同様に日本人はあまり見当たりません。必然的に日本語を話す機会はほぼなくなり、英語漬けの日々になることは言うまでもありません。ですがこれは語学の習得にはかなり有利であり、比較的短期間でも集中して勉強できるので、上達も早いはずです。ストイックに語学の習得を目指す方にとっては最適の留学地でしょう。

またクラスメイトとなる他の学生もヨーロッパ圏出身者が多いため、滞在中は英語以外の言語を耳にする機会も増えます。フランス語を話せる人も多いですし、立地がイタリアに近いこともあり、イタリア語の会話や表記を見ることも多いでしょう。英語だけでなく、様々な言語や文化に触れられるため、バレッタ留学は国際交流を楽しみたいという方や幅広い語学習得を目指す方にぴったりです。

比較的治安が良好

留学先を決定する上で大きな決定要素となるのは、その土地の治安です。日本は比較的安全な国と言われていますが、ヨーロッパを含む他の国は銃の所持率なども高く、銃犯罪も多いため、滞在先の決定は慎重になるのも当然でしょう。

ですがバレッタの場合、治安に大きな不安を感じることはなさそうです。実はバレッタを含むマルタ諸島は、日本と同じように銃の所持が禁止されているため、銃犯罪もほぼなく、世界的に見ても治安がよい地域と言われています。殺人などの重犯罪も少なく、海外に不慣れな女性や留学初心者でも安心して暮らすことができます。

ただ観光客が多いリゾート地なので、ちょっとした軽犯罪は多い傾向があります。特に街の中心地や観光スポットでは、観光客狙いのスリや置き引きなどは後を絶ちません。これは観光客だけでなく、在住している外国人もターゲットになりやすいので、出歩く時間や方法、カバンの持ち方などには十分以上の注意が必要です。特に女性は狙われやすいので、基本的に一人行動は避けましょう。

特にバレッタはマルタの首都として多くの政府機関や役所などがあるため、日中は観光客や出勤者で人手が多いのですが、仕事を終えた人が帰ってしまった夕方以降は一気に物寂しい雰囲気になります。ナイトスポットが多く夜遅くまで賑わっているセントジュリアンとは違う雰囲気なので、時間帯に合わせて顔を変える周りの空気に敏感な必要があるでしょう。男性であっても夜間の外出時は注意し、日本とは違うことを覚えておく必要があります。

マリンスポーツも存分に楽しむことができる

バレッタの一番の魅力と言えば、やはり美しい海が一望できることです。その景色はどこを切り取ってもインスタ映えするとも言われており、毎年多くの観光客が訪れます。

一番の観光シーズンは夏で、きれいな海を十分に堪能できるマリンスポーツが人気です。ヨーロッパを中心に世界中から集まった観光客は、シュノーケリングやダイビング、クルージングなど思い思いの方法で美しい海を堪能します。

留学生も滞在中に友人とマリンスポーツを楽しむ人が多く、中には学校主催で留学プランの中にマリン関連のアクティビティが含まれている場合も少なくありません。これはバレッタ留学ならではの楽しみ方なので、せっかく留学先にバレッタを選んだのであれば、マリンスポーツを体験してみるのはいかがでしょうか?

バレッタ留学のデメリット

海辺の美しい街並みの中で生活できると同時に、語学習得にも最適な留学街、バレッタ。留学に関しての条件、住みやすさ、治安、物価、多彩な留学プランなどの良い条件が揃っているため、留学生たちに人気があるのも納得です。

ですが、実際に海外で生活するとなると色んな問題点やデメリットもあることも忘れてはなりません。その土地ならではの悩みや問題点もありますし、その都度対応していかなければならないこともあるでしょう。

留学を成功させるうえで大切な事は、その場所で生活する際、留学先のデメリットに自分がうまく対応できるかどうかを事前に確かめておくことです。そうすれば予期せぬ事態にも対応できますし、不必要なストレスを抱えなくて済みます。
例えば、バレッタ留学で考えられるデメリットには以下のようなものが考えられるかもしれません。

  • アクティビティが多いゆえの誘惑も多い
  • 日本からの利便性が良くない

ではここから、バレッタ留学のデメリットについて一つずつ詳しくご紹介していきます。

アクティビティが多いゆえの誘惑も多い

バレッタはヨーロッパでも屈指の観光地、もしくはリゾート地として知られています。そのため観光地となっている世界遺産や美しい海、お洒落なレストランやカフェがあり、海に関連した様々なアクティビティを楽しむことも可能です。楽しめる要素が沢山あることは嬉しいことですが、時にはそれが仇になることも。

年間を通してきちんと学習計画を立てておかなければ、遊びに時間を取られ過ぎてしまい、本来の目的がおろそかになってしまうこともあるでしょう。また、友人たちはよかれと思って遊びに誘ってくれますし、そもそも遊びことが目的で留学している学生も中にはいるものです。そのような雰囲気にいつも流されていては、語学習得や勉強の計画は達成できないでしょう。

留学期間が満了した時に、「遊んでばかりで終わってしまった…」なんてことにならないように、事前に自分の目標設定を明確にし、どれだけの時間を勉強に割くべきかを決めておくことをおすすめします。

日本からの利便性が良くない

留学地の候補を絞るうえで重要になる要素の一つは、渡航の際の利便性です。ほとんどの場合、多くの留学生が飛行機で移動しますが、日本からの直行便があるとか、便数が多いなどの条件は渡航の際に気になる点です。利便性が良ければ必要以上に疲れませんし、渡航費用も安く抑えることができるからです。

留学生に人気があるバレッタですが、バレッタの最寄りの空港はマルタ国際空港で、ここには残念ながら日本からの直行便がありません。そのため、大抵はヨーロッパの主要都市で乗り継ぐ必要があります。ロンドンからマルタに行く場合は所要時間3時間くらい、イタリアからマルタに行く場合は約1〜2時間の時間が必要です。便数は少ないわけではありませんが、トランジットを含めると平均15時間以上は見ておく必要があるでしょう。中には片道の2回以上乗り換える便もあり、面倒な分費用は安く済みますが、所要時間は倍以上かかります。

もしかしたら、この日本からのアクセスの不便さが、バレッタ留学における日本人留学生の少なさに関係しているのかもしれません。移動が苦手な方や旅慣れしていない方にとっては、負担を感じる渡航になる可能性もあります。

バレッタ留学実現に必要な費用の概要

バレッタ留学実現において、やはり一番気になるのはかかる費用の額でしょう。留学期間や学校選び、生活スタイル、滞在方法などによって必要な費用の金額には差が出ますが、すべての留学生がまずは必要な情報を集め、予算を立て、その中で自分にとってベストな留学プランを練っていく必要があります。

バレッタがあるマルタ島自体がもともと小さな島ですので、特別物価が高いというわけではありません。ですが、リゾート地であることも加味して、日本と同じ位の予算は見ておく必要があるかもしれません。

バレッタ留学に必要な費用は、1ヶ月につき平均で18万~38万円前後と言われています。もちろん生活スタイルや選ぶ学校の違いなどで必要な費用の概算は異なりますが、一般的に参考にされている金額例を以下に示しています。

●語学留学した場合の費用(参考にしていただける例)
項目 必要な費用
航空券(往復) 11万円前後
語学学校 10万円前後
滞在費 11万円前後
交際費 4万円
海外旅行保険 2万円
合計 38万円程度

※この費用の中にはビザの申請費用や食費などを含む生活費は含まれていません。実際にはこの価格よりも上回る可能性が高いので、あくまでも参考価格としてご覧ください。

語学学校の費用

バレッタに語学留学する場合、一番大切な費用となるのは学費です。もちろん金額は一概ではなく、個人によって留学時期や期間、勉強スタイル、学校のレベルなどで差があります。

バレッタはマルタの首都ですから、特に語学学校も集中している地区で、学校によって趣向や雰囲気も様々なので選び甲斐がありそうです。
平均としては年間約190万円~260万円程度の費用を計画しておくことが必要です。

●語学留学した場合の期間別平均費用表
期間 費用の目安
1ヶ月 25~37万円前後
3ヶ月 50~75万円前後
6ヶ月 90~130万円前後
1年間 190~260万円前後

※この費用の目安には、航空券(往復)と語学学校の学費、滞在費、生活費が含まれていますが、その他の必要な費用は含まれていませんのでご注意ください。

バレッタが属するマルタは、ヨーロッパ諸国の中でも数少ない英語圏の国です。そのため英語の語学学校も多く、世界中から留学生が多く集います。留学生の国籍は実に様々で、ヨーロッパ諸国近郊からの学生を筆頭に、ブラジル、ロシア、トルコ、フランス、コロンビア、リビア、スイス、イギリス、日本、韓国などグローバルな環境が魅力の一つです。英語が母語ではない学生の滞在率が高く、英語初心者でも気負わずに留学が楽しめる環境です。

バレッタの語学学校の授業料は、平均で1週間あたり2万~3万円程度。一般英語のほかに、ビジネス英語、試験対策、インターンシップコース、またアクティビティと組み合わせたプランなど様々です。もし、大学や大学院への入学や編入を希望しているのであれば、語学学校とは学費が大きく異なりますので、留学を希望する学校の学費情報を事前にしっかりチェックしておきましょう。

バレッタは夏が本番シーズンの観光地ですので、多くの留学生も一番いい季節を狙って夏の時期に留学を希望します。特に夏休みの時期は留学生が増えるため、何もかも通常よりも値上がりするので、注意が必要です。バレッタの語学学校は、閑散期と繁忙期で学費が異なることが多く、中には夏と冬だと2週間で100~200ユーロ(約1.3~2.6万円)も変わることがあるので、費用を抑えたいのであれば少し時期をずらすことをおすすめします。

滞在費用

  
バレッタ留学で学費の次に大きな出費となるのは、滞在費です。家賃は必ず出ていく固定費ですし、金額も大きいので節約しようがないようにも思えます。ですが、留学期間中の宿泊環境はとても大切。異国での英語漬けの留学生活は、刺激的でやりがいのある日々となる反面、想像していたよりもハードワークなものです。また、海外では滞在費は安全性の確保と比例する場合が多いので、安ければ良いというわけでもなく難しいところです。

とはいえ、滞在方法は幾つかの選択肢の中から選ぶことができ、自分の希望に合ったものを試せるというメリットもあります。方法によっては費用を抑えることも可能なので、滞在費用の節約も現実的です。
一般的にバレッタ留学の際、選択肢としては寮、ホームステイ、ルームシェアがあります。

寮の場合の費用

●バレッタで寮生活をする場合の費用目安:1ヶ月平均6万~10万円前後、年間平均72万~120万円前後
バレッタ留学で寮生活を選択した場合、滞在費用は上記に記した金額を参考にしていただけます。金額に差があるのは、寮の築年数、利便性、立地、入寮率などによって違いがあるからです。大学に通う場合、大抵寮はキャンパス内にあり便利ですが、価格は高めになります。一方、静かな場所を求めて郊外の寮を選ぶなら、比較的リーズナブルな価格になりやすい傾向があります。バレッタの語学学校は独自の寮を完備しているところも多いので、事前に確認しておくと良いでしょう。

寮では相部屋が基本で、多国籍の学生と共同生活をすることになります。寮によっては寮費の中に、食事代が含まれているものと含まれていないものがあるので、注意が必要です。バレッタには語学学校も多いので寮の数も少なくはないですが、観光地ということもありハイシーズン前にはほとんど予約で埋まってしまうので、事前の確認と時期の調整は必要になります。

寮の生活は本当に刺激的で楽しいものであり、留学の醍醐味ともいえるでしょう。色んな国籍の留学生と仲良くなることができますし、様々な生活スタイルや文化を目にするので、自分の見方や考え方にも良い影響があります。留学経験者のほとんどが寮生活をして良かったと回答しているほどです。自分の生活スタイルに合っており抵抗がないのであれば、ぜひ寮での生活を経験してみると良いでしょう。

ホームステイの場合の費用

●バレッタ留学でホームステイをする場合の費用目安:1ヶ月平均11万~14万円前後、年間平均132万~168万円前後
バレッタ留学でホームステイをする場合、費用の目安は寮生活の場合とさほど変化はありませんが、若干高い傾向があります。これは食事の費用やその他の生活必需品の費用が含まれていることが多く、総合的に見ればホームステイの方が費用を抑えられる場合もあります。

ホームステイは一般の家庭に入れてもらって生活するわけですから、学生同士の生活とはだいぶ雰囲気が異なり、自分の家のような安心感の中で生活できるのが最大のメリットです。ホームステイ先のファミリーと、マルタの家庭料理を共にしたり、仲良くなって一緒にでかけたり、現地人ならではのライフスタイルを知りたい方におすすめです。また、学生以外の人とのコミュニケーション能力も磨けるので、語学の習得にも役立つと言われます。。

バレッタには語学学校などの教育機関が多いので、基本的に街の人たちは外国からの留学生の受け入れに慣れています。ホストファミリーを長く経験している家族も少なくなく、コミュニケーション能力も高いのがマルタ人の特徴です。すぐに馴染むことができ、長く続く友情を育むことができるでしょう。

ルームシェアの場合の費用

●バレッタ留学でルームシェアをする場合の費用目安:1ヶ月平均7万~15万円前後、年間平均84万~180万円前後
バレッタ留学でルームシェアをしようと思った場合、費用はどこに住むかで大きく差が出ます。これは当然のことですが、学校から近い場所や中心地を選べば便利ですが費用は高くなり、郊外を選ぶと少し不便ですが平均価格はかなり下がります。

バレッタでは、個人の持つ家やマンションを借りられるサービス「Airbnb」(エアービーアンドビー)が人気です。一軒まるまる家やマンションを借りて友人とシェアしたり、ルームシェア用の家を紹介してもらえるなど大変便利なシステムです。一般の方と直接交渉することもあるので語学力は求められますが、仲介を通すより安く借りれる場合が多いようです。現地の人とのコミュニケーションがとれることも楽しみの一つでしょう。

その他にも、家探しやルームメイト探しは基本的にインターネットの募集サイトでもできます。また、学校によってはプラス料金で家探しをサポートしてくれたり、留学プランの中に組み込んでいたり、ウィークリー・マンスリーマンションのような物件を紹介していることもあります。自分の良く学校がどんなスタイルなのか、事前に確認しておく必要があるでしょう。

もし自分で手配することに不安があるなら、地元に特化している留学エージェントに手伝ってもらうこともできます。

渡航費用

●バレッタ留学で必要な渡航費用の目安:平均12万円~20万円前後
実際にバレッタに行くために必要な渡航費は、留学費用の中でも特に必要な物でしょう。渡航するための手段は飛行機が一般的ですが、決して多くの方がイメージしているほど高額なものではありません。時期や購入時期をよく考えれば、予算よりも低い金額で購入することは十分に可能です。

世間が休暇の時は航空券も値上がりしますので、長期休暇の時期を避けて購入したり、トランジットが長い乗継便は人気がないので安くなる傾向があります。とはいっても、日本からバレッタには直行便がないので、飛行機は乗継便しかありません。バレッタに行く場合、まずは日本からヨーロッパ経由やアラブ方面経由でマルタ国際空港へ向かうことになります。他にも本数が多い便は、イスタンブール経由やドバイ経由のものが利用可能です。

日本からマルタ国際空港までの便は、マルタ航空、ターキッシュエアラインズ、全日空、エミレーツ航空、ルフトハンザドイツ航空などが就航しています。必要な所要時間は乗継の場所や回数にもよりますので違いがありますが、平均で15~20時間ほどになります。乗り継ぎ便を待つ時間を含めると1日以上かかる場合もありますので、ある程度の体力と気力が必要です。

マルタ国際空港に着いたら、そこからバレッタにバス、タクシー、送迎サービス、レンタカーのいずれかで移動します。一番外国人の利用率が高いのが、路線バス。様々な方面にバスが走っているので、空港から市街に出るにも困ることはありません。特に首都のバレッタを中心に路線が発達しているので、バレッタに行く場合にはバスを利用するのが一番です。バスは冬の料金が1.5ユーロ(225円)、夏の料金が2ユーロ(300円)と時期によって料金が変わりますので要注意です!

もしもっと楽に移動したいというのであれば、タクシーを使うこともできます。マルタ国際空港から首都バレッタまでの運賃は約15ユーロ程度(約2,250円)しますが、長い飛行時間の後にバス移動はしんどいという方にはお勧めです。マルタ国際空港から市街までのタクシー料金は定額制なので交渉も必要なく、ぼったくりに合う心配もありません。空港の到着ロビーにタクシー手配カウンターがありますので、そこでチケットを購入することができます。

海外保険費用

●バレッタ留学で必要な海外保険費用の目安:平均年間20万円~30万円程
海外に旅行する時や滞在する時に加入を勧められる海外保険。もちろん義務ではなく任意ですが、加入していれば急な事故やケガ、病気に遭遇した時に大変助かります。よく海外に行かれる方はご存じのことと思いますが、海外の場合、治療費や薬代が実費になることがほとんどですので、海外保険に入っておかなければ賄える金額ではないということも念頭に置いておくべきです。

特にマルタは車運転のマナーが悪いことで有名で、自動車事故に巻き込まれたり、接触事故にあう外国人も少なくありません。観光地であるバレッタも例外ではありません。道の舗装が悪いためハンドルが取られたり、細い路地を猛スピードで走る車が多いことなどが要因のようです。留学生が巻き込まれることも多いようなので、いざという時の備えは必要でしょう。

留学生が生活費用に充てる資金には限りがある場合が多く、その中で予算を立てますから、大きい額の出費となる海外保険まで賄えないと考える気持ちは十分理解できますが、異国の地でケガをしたり病気になった時、自分だけで事態に対処するのは大変難しいことです。自分の身を守る手段の一つとして、手続きしておくことをおすすめします。

ビザの申請費用

●バレッタ留学で必要なビザの申請費用:約9,000円程度(3か月以上の場合のみ)
マルタ留学をする場合、3か月未満の場合はビザの手続きは必要ありません。マルタはヨーロッパに加盟しているため、日本のパスポートを所持している場合、90日間はビザを取得しなくて済むのです。ただ空港での手続きは必要ですので忘れないようにしましょう。

また留学や就労等で滞在期間が90日を超える場合には、入国してからマルタ国内で滞在許可を申請する必要があります。この手続きには揃えなければならない書類が多いので、事前にきちんと手配してから申請に向かいましょう。

短期入国ビザ

短期入国ビザはマルタ到着後、空港で以下の書類を提示すれば配布されます。日本での事前の申請は必要ありません。

  • 3か月以上の有効期限があるパスポート
  • 帰りの航空券
  • 必要事項を記入した入国カード(機内で配られるもの)

Temporary Residence Permit(学生許可証)

3か月以上の滞在ならば、入国して70日程度が経過したら学生許可証の取得が必要になります。これは短期入国ビザの期限が切れる前に申請し、取得することが条件です。この許可証で留学コースの残り期間の間の滞在が許可されますので、絶対に忘れないようにしましょう。

バレッタで学生許可証を申請するための費用は、約66ユーロ(約8,600円)【1ユーロ=約130円として計算】です。その他にも、手続きの際に必要な書類は以下の通りです。

  • 申請書
  • 5センチ×5センチサイズの証明写真
  • パスポート
  • 入学許可証のコピー
  • 滞在計画書(Plan of stay)…英文で記入、署名必須
  • 財務計画書(Plan of Finance)…英文で記入、署名必須
  • 本人の名義による英文の預金残高証明書、滞在費の支払いを証明できる英文の書類
  • 現地での滞在地を示す証明書(原本)
  • 帰りの航空券

ビザの申請に必要な書類や条件はその都度変更があり、申請に行ったのに書類に不備があり許可されなかった…なんてこともありえるので、事前にマルタ大使館のホームページで確認し申請に行きましょう。

生活費用

●バレッタ留学で必要な生活費用の目安:1ヶ月平均6万~12万円前後、年間平均72万〜144万円前後
留学生活で他に必要となる大きな経費は、毎日の生活費です。食費や消耗品、その他の必需品を購入する代金、交際費なども含まれることでしょう。この費用は特に個人差が大きく表れる分野でもあり、生活スタイルや元々の金銭感覚の違いが金額に表れます。

バレッタが属するマルタ島は、基本的に物価が安いので学生の中には1か月あたり3~5万円ほどで食費をまかなうことができる方もいます。これは純粋に食べる分だけの金額ですが、食費は毎月の大きな出費なので節約できるに越したことはないでしょう。

バレッタで食費を抑えるコツは、輸入品ではなく、地元の食材を中心に購入して調理することです。バレッタ近郊で作っている野菜や果物は安いため、地産地消を心がければ随分食費が安く済むはずです。またバレッタは他の街と同様外食費が高めなので、なるべく外食の頻度を減らす必要があるかもしれません。目安としてランチ1食あたり12.5ユーロ(約1,500円)ほどかかりますので、日本よりも割高だと認識しておきましょう。友人に付き合っていつも外食していては、すぐに破産してしまいます。

ですから、多くの留学生がしているように自炊を心がけ、外食の回数を減らし、安い食材を中心に購入し冷凍保存するなど工夫すれば、食費を安く抑えることも可能になるはずです。

バレッタ留学をサポートしてくれるおすすめのエージェント

イタリア南、地中海状に浮かぶ島国、マルタ島。この中で世界遺産に登録されている首都バレッタは、有名な観光地であるのと同時に、世界各国からの留学生が集まる学生街として知られています。バレッタの公用語はマルタ語と英語のため、英語を学ぶ環境としてはとても良い条件がそろっているからです。そのため、早くバレッタ留学を実現したいと願っている学生の方も少なくないことでしょう。

とはいえ、留学準備というものは思っているよりも大変なことです。必要な提出書類を揃えたり、留学のための最新情報を集めたり、多くの手続きを行ったりと、沢山の時間と手間がかかります。留学と言う大きな目標のためですから無駄な努力ではありませんが、多くの時間が必要なので、留学のために必要な他の準備がおろそかになってしまう可能性もあります。

そんな方のために準備を前面サポートしてくれるのが、留学エージェントです。抜け目なく着実に留学準備を進めるためには、その道のプロである留学エージェントにサポートしてもらうのが賢明です。留学エージェントはビザの手配や学校の手続きなど、留学に関する最新の情報を持っていますし、多くの留学生を見てきているので必要なアドバイスをしてくれます。

ではここから、バレッタ留学をサポートしてくれるおすすめの留学エージェントを詳しくご紹介していきます。

Malta-Study.com

マルタ留学専門の留学エージェントで、マルタ留学に特化したサービスに定評があるMalta-Study.com。マルタ留学をしたい日本人の方向けのエージェントで、手数料完全無料が魅力の一つです。マルタ留学を専門で取り扱っているため、持っている情報量も多く、現地の最新の情報に敏感です。

また現地マルタにオフィスがあり、日本人が駐在しているため、留学先でも様々なトラブルに対処してくれる安心感があります。日本語で相談できるというのは、何とも心強いはずです。オプションサービスも豊富にあるので、自分の希望する留学プランに柔軟に対応してくれ、満足のいくサービスを期待できるでしょう。

SHC マルタ留学ドットコム

こちらもマルタ留学専門店ならではの情報量を誇る留学エージェント、SHC マルタ留学ドットコム。SHCのマルタ留学ドットコムでは、留学手続きにかかる代行手数料が無料ですし、毎月説明会も行っており、マルタ留学における最新の情報を得ることができます。

またH.I.S.と提携しているので、渡航の際の航空券の手配や移動手段、現地でのサポートにも余念がありません。基本的に留学生の希望に合わせたカスタマイズな留学プランを得意としており、スムーズかつスピーディーなサービスの提供に定評があります。

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安い料金設定でマルタ留学が可能になると話題の留学エージェント、マルタマルタドットコム。特にマルタへの語学留学サポートに特化しており、マルタ現地での生活情報や英語学校の紹介、航空券の手配、滞在方法の紹介と手配などを行います。

手数料は無料なので、個人留学と同等またはそれ以上安い費用で留学が可能になることから、費用に限りがある留学生に人気があります。料金設定は安いですが、サポート内容には抜け目がなく、事前カウンセリングや出発前サポート、また現地サポートもついていますので安心して利用していただけます。

バレッタ留学 まとめ

美しいマルタ島の東部に位置している首都、バレッタ。街自体が世界遺産に登録されているという何とも珍しい背景を持ち、毎年多くの観光客が訪れます。きれいな海を一望することができたり、マリンスポーツなどもできるため、ヨーロッパのリゾート地と言う認識が強い街ですが、実は語学学校なども多く点在するため、最近では留学地としての人気も高まりつつあります。

バレッタは小さな島の首都ですので、治安も比較的良く、暮らしやすく、優雅な雰囲気を味わいながら留学できるというメリットが魅力です。ハイシーズンの夏の時期だけ短期留学する方も多いですし、穏やかな街の雰囲気を味わいたいとローシーズンを選び、長く滞在する方もおられ、留学プランは人それぞれです。リゾート地と言う立地を生かしてアクティビティを取り入れた留学プランも多いので、上手にバランスを取りながら遊びと勉強を両立できれば、最高に充実したバレッタ留学が実現できるはずです。

バレッタはリゾート地ですが決して大きい街ではないので、留学費用は比較的リーズナブルです。ですが、バレッタ留学だけに限ったことではありませんが、留学費用は予算に限りがあるものですから、事前にきちんとした計画を立てることが大切です。

まずは必要な費用を計算し、留学エージェントのサポートを得ながら最適なプランを立てましょう。正しい情報を基にきちんと計画を立てれば、バレッタ留学はより楽しく、充実した経験となるはずです。

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