バークレー留学が人気なのはなぜ?必要な費用の概要と7つのメリットを徹底解説
留学先として人気のアメリカ、カリフォルニア州。その中でも便利で大都市過ぎず、暮らしやすい街として知られているのがバークレーです。特に日本人にとってはアクセスも良く、人気がある都市です。そんなバークレーは特に政治的、社会的に進歩的な都市であることで有名で、進歩的なライフスタイルの発祥地ともいわれています。
またカルフォルニア大学の本部でもあるバークレー校があり、それに加えて多くの教育機関が集まる学術都市としての一面も持ち合わせています。そのため多くの留学生が集まる、活気ある都市なのです。
この記事では、バークレー留学が人気の理由に加え、必要な費用の概要と7つのメリットを解説しています。
バークレー留学は日本人に人気?
カルフォルニア州サンフランシスコ湾東岸にある美しい都市、バークレー。大都市であるサンフランシスコよりは田舎ですが、すぐに都会にも行ける利便性と豊かな自然をバランスよく持ち合わせており、住みやすい場所として日本人にも人気があります。
また全米で政治的、社会的に進歩的な都市として知られており、60年代に話題になったヒッピー文化の発祥の地でもあります。常に新しい考えを取り入れ、進歩しようとする思想が根付いている街としての一面を持ち、それは住民のリベラルな考え方にも反映されています。
様々な要素の中でもバークレーの一番の特徴は、世界的にも有名なカリフォルニア大学バークレー校が所在している学術都市ということ。同大学はノーベル賞受賞者を輩出する名門校で、この大学を中心にして多くの大学や語学学校、コミュニティカレッジがあるため、世界中から留学生が集まる学生の街なのです。そのため学園都市ならではの活気があり、多国籍で賑やかな雰囲気があります。世界各地から集まった留学生の中には日本人も多く含まれており、大都会ではない場所で静かに勉強に専念できるバークレー留学は、アジア人には特に人気です。
実はバークレーは留学生以外にも在住日本人が少なくないため、日系のレストランや食料品店なども揃っているため、生活には事欠きません。アメリカで生活する日本人にとって、食生活で困らないというのは嬉しい限りです。これもバークレー留学が日本人に人気がある理由の一つなのでしょう。
バークレー留学のメリット
サンフランシスコ湾の対岸にあるバークレーは、世界的にも有名なカリフォルニア大学キャンパスを中心にした活気溢れる学生街です。自然も多く、のどかな雰囲気も兼ね備えているため、落ち着いた場所で勉強したいという学生にはぴったりの留学地でしょう。
また、バークレーはサンフランシスコやベイエリアへのアクセスも良いので、息抜きや遊びの面でも困ることがありません。
ですが、バークレー留学の人気の秘訣はそれだけではありません。
他にもこのようなメリットがあると考えられます。
- レベルの高い教育が受けられる
- 穏やかな気候で過ごしやすい
- 利便性がよい
- 日本の食材も調達しやすい
- 多国籍な地域なので差別意識が低い
- 自然を生かしたアクティビティも豊富
- リベラルな思想の街なので留学生が馴染みやすい
ではここから、バークレー留学のメリットを一つずつ詳しくご紹介していきましょう。
レベルの高い教育が受けられる
学術都市であるバークレーの中心を成している大学は、1868年に創立されたカリフォルニア大学バークレー校。サンフランシスコの東に位置するバークレーに広大なキャンパスを構え、世界大学ランキングの上位常連校としても知られています。
提供している教育レベルは高く、ノーベル賞受賞者やアスリートだけではなく、政財界で活躍する人材を輩出し続ける名門校の一つです。300以上の学部、大学院教育プログラムを提供し、幅広い研究や教育で知られるこんな有名な大学だからこそ、世界各国から優秀で意欲的な留学生が集まり、グローバル市場で競争できる実践力を身につけるために日々切磋琢磨しているのです。
このような名門カリフォルニア大学が街の中心となっているせいか、バークレーにあるほかの大学やコミュニティカレッジなどの教育機関も、高度な教育レベルを誇り、偏差値が高い傾向があります。このような環境の中で勉強できるのは、留学生達にとって意欲を掻き立てる要素にもなるはずです。
穏やかな気候で過ごしやすい
外国に住む日本人にとって健康に大きな影響を及ぼすものといえば、在住先の気候問題。気候の急激な変化は体調管理を難しくしますし、中には対応できずに体調を崩してしまう可能性もあるわけです。
ですがバークレーは、年間を通じて温暖な地中海性の気候です。夏は長く続く傾向があり、快適でほぼ晴れが続く心地よさ。一方冬は短く、寒くなりすぎることは少なく、乾燥しにくいのが特徴です。霧が多く曇って見える日が少なくないサンフランシスコに比べれば、一年を通して比較的活動しやすい環境であることは間違いありません。
雨に関しては1年の内、4月から10月はほとんど雨が降らず晴ればかりですが、11月から3月ごろまでの間には時に大雨が降ることもあります。もし過ごしやすい時期に留学したいのであれば、初夏から秋にかけての期間がおすすめです。
利便性がよい
バークレーの街中は公共交通機関が整っており、必ずしも車を所持していなくても生活に困ることはありません。学生はある程度行動範囲も決まっていますので、街中にある鉄道やバスを利用して生活しています。
バークレー市の公共交通は、主にバート (電車・BART)、AC Transit (バス)によって支えられています。サンフランシスコに行く場合でも、BARTを使えば約40分でアクセス可能です。車であれば、ベイブリッジという橋を渡りスムーズにいけば市内まで約25分で着きます。
バークレーはカルフォルニア州の中でもベットタウンと呼ばれていて、バークレーに住んでいてもサンフランシスコまで毎日通勤で通っている人も少なくありません。このような利便性の良さも、バークレーの魅力の一つなのかもしれません。
日本の食材も調達しやすい
留学生にとって毎日の食生活はストレスを抱えがちな問題です。特にアジア人は欧米の食生活が合わず、体調を崩したり、太り過ぎてしまうことも数知れず。留学先の食生活に不安を感じている学生は少なくありません。
ですが、バークレーの場合はその心配はありません。実はアメリカの中でも、特にカリフォルニアはアジア人の在住率が高い地域と言われており、アジア人向けのレストランや食材店が数多くあるのです。その中にはもちろん日本人も少なくないので、日本食材を取り扱うスーパーも充実しています。ほとんどのものは容易に手に入るので、自炊することも十分に可能です。日本人向けのサービスも充実しているので、食生活の心配をあまりする必要がないというのは大きな魅力の一つと言えるでしょう。
多国籍な地域なので差別意識が低い
カルフォルニア州サンフランシスコのベイエリアは、昔から先進的な考え方が根付いていることもあり、人種構成が実に多様なため、アメリカの中で最も人種差別が少ない地域と言われています。古い考え方が根強い地域ではアジア人が蔑まれることも珍しくありませんでしたが、バークレーはその思想が元々ないため、アジア人にとっては特に過ごしやすい街です。そういった理由もあり、多くの日本人を含むアジア人の在住率が高いのでしょう。
またバークレーは昔から、学術都市として多くの留学生を受け入れてきた街です。そのため、街全体が留学生などの外国人と共存することに慣れており、違う文化や国籍を持つ人でも温かく迎え入れる寛容な雰囲気があります。
バークレーは、人種差別とは無縁の都市です。様々なルーツを持った人が集まってきているので、自分を広げたい人やグローバルな人脈を作りたい人にはもってこいの留学先です。
自然を生かしたアクティビティも豊富
バークレーは非常に便利な土地柄ですが、実は大自然にも囲まれているのどかな立地でもあります。留学生の中には、週末になるとこの大自然を生かしたアクティビティを楽しんでいる人も少なくありません。
バークレーで有名なのは、サンフランシスコ近郊バークレーからすぐのティルデン・パーク。250万坪ほどのあり、かなり大きな公園です。野生生物も生息し、森や丘でのハイキング、湖でのスイミング、サイクリング、乗馬、植物園の散策などが楽しめる環境です。またヤギやブタ、ウシに餌をあげることのできる “リトル・ファーム”もありますので、癒しスポットとしては最適。勉強で疲れた時にはもってこいの遊び場です。
広大な敷地の中でアクティビティも豊富に用意されていますから、何度言っても新しい発見があり、リフレッシュできるはずです。語学学校やコミュニティカレッジによっては、課外コースやアクティビティプランの中にティルデン・パークが含まれていることも多いので、ぜひ体験してみてください。
リベラルな思想の街なので留学生が馴染みやすい
バークレーはサンフランシスコ周辺の中でも特にリベラルな雰囲気を持ち、固定観念にとらわれず、進取の気性に富んだ街というイメージがあります。昔から様々な国籍を受け入れ、寛容な思想が根付いていたことも関係しているかもしれませんが、60年代に話題になったヒッピーをはじめ、LGBTの聖地としても知られていることも大きな要因でしょう。
現在でも毎年世界最大のゲイパレードが行われていたり、オーガニックなライフスタイルをいち早く摂り入れたり、LGBTを受け入れる寛容な態度など、他の都市とは違うリベラルで開けた雰囲気は外国人である留学生たちにとって馴染みやすい環境を作り出していることは言うまでもないでしょう。どんな背景を持っていても受け入れてくれる、この安心感を持たせてくれるバークレーは、外国人として暮らす留学生にとって心地良い場所であることは間違いありません。
バークレー留学のデメリット
留学生が住みやすく、勉強に集中できる人気の留学地は世界中に沢山あります。とはいえ、どんなに良い条件が揃っているように思えても、海外に住むということはそんなに簡単な事ではありません。その土地ならではの悩みや問題点もありますから、もし実際に生活するのであれば、留学先のデメリットに自分がうまく対応できるかどうかを事前にチェックおく必要があります。それは長い目で見て、留学を成功させるための秘訣でもあるのです。
たとえば、バークレー留学で考えられるデメリットには以下のようなものがあります。
- 治安の良い場所と悪い場所がある
- 交通機関の不具合が多すぎる
ではここから、バークレー留学のデメリットについて一つずつ詳しくご紹介します。
治安の良い場所と悪い場所がある
留学の際に学生たちが一番気にするのが、治安の問題。特にアメリカは「自分の身は自分で守れ」と言われている国ですから、かなり治安が良いと言われている日本から留学した場合には、特に気をつける必要があるかもしれません。
そもそも学生街と言うのは、住民の多くが教育関係者や研究者、学生なのでモラルがある人が多く、犯罪率は低いといいます。バークレーも同じで、アメリカの他の都市に比べれば治安が良い地域です。ですが、エリアによってはかなり違いがあり、これは地元の人さえも気をつけていることなので、外国人であるなら特に注意する必要があります。
バークレー周辺では、南のオークランドと北のリッチモンドは治安の悪い都市と言われ、昼間から人気がなかったり、不衛生だったり、荒れている印象がありすぐに治安が良くないと分かります。地球の歩き方などのガイドブックにも注意書きが記載されているので、事前にチェックしておきましょう。
一方、バークレー周辺ではノースバークレーからオールバニにかけてのエリアは治安が比較的良いと言われています。ただ治安がいいと言っても海外に変わりはありませんので、出歩く時間帯や人数、移動手段には細心の注意を払いましょう。何人かで行動する、女性だけにならない、暗くなってきたら歩かないなど工夫が必要です。
ちなみにカルフォルニア大学のような大規模な教育機関では、講義が終わる時間帯に合わせて夜間のエスコートサービスをしていたり、夜間シャトルなどのサービスがある場合も多いので、上手に活用してみましょう。
交通機関の不具合が多すぎる
バークレーで多くの人が移動手段として利用しているBART。サンフランシスコまで出たり、他の地域に行くにも便利なので助かるのですが、問題点が一つ。とにかく遅延やトラブルが多いこと。時には何だかよく理由も分からないまま、“今日は来ないらしい”なんてことも珍しくはありません。時間にうるさい日本人にとっては、これはかなりのストレス。アメリカらしいといえばそうなのですが、もしBARTだけを移動手段にしているのであれば、予定が狂ってしまう可能性が多いことは覚えておかなければなりません。
もちろんバークレーには他にもバスなどの公共交通機関もありますが、これまた同じ感じで基本的に時間にルーズ。時間通りに来ればラッキーといった感じでしょう。どうしても我慢ならないということで車を所持される方もおられますが、学生の場合は金銭的な問題もあるので、難しいところです。
バークレー留学実現に必要な費用の概要
バークレー留学実現において、やはり一番重要になってくるのは留学費用です。留学期間や学校選び、滞在方法などによってそれぞれ必要な総額は変わってきますが、まずは必要な情報を集め、予算を立てて、その中で自分に合ったベストな留学プランを練っていく必要があるでしょう。
一般的にバークレー留学に必要な費用は、1ヶ月につき平均で37~40万円前後と言われています。もちろん生活スタイルや選ぶ学校の違いなどで必要な費用の概算は異なりますが、一般的に参考にされている金額です。具体的な内容例をいかに示しています。
項目 | 必要な費用 |
---|---|
航空券(往復) | 11万円前後 |
語学学校 | 13万円前後 |
滞在費 | 11万円前後 |
交際費 | 2万円 |
海外旅行保険 | 2万円 |
合計 | 39万円程度 |
※この費用の中にはビザの申請費用や食費などを含む生活費は含まれていません。実際にはこの価格よりも上回る可能性が高いので、あくまでも参考価格としてご覧ください。
語学学校の費用
バークレーに留学する場合、一番大切な費用となるのは学校の授業料。もちろん金額は全員一律というわけではなく、留学時期や場所、期間、学校のレベルなどによって変化します。平均としては年間220万円~390万円の費用を計画しておくことが必要なようです。
期間 | 費用の目安 |
---|---|
1ヶ月 | 17~31万円前後 |
3ヶ月 | 55~98万円前後 |
6ヶ月 | 110~195万円前後 |
1年間 | 220~390万円前後 |
※この費用の目安には、航空券(往復)と語学学校の学費、滞在費、生活費が含まれていますが、その他の必要な費用は含まれていませんのでご注意ください。
バークレーには多くの教育機関が揃っています。なかでも有名なのは、広大な敷地の中にキャンパスを持ち、世界的にも知られているUniversity of California, Berkeley(カリフォルニア大学バークレー校)。1868年創立で名門公立大学の集まりである「パブリック・アイビー」の一校でもあります。20人以上ものノーベル賞受賞者を輩出していることでも有名で、多くの研究室や図書館など学業面を支えるさまざまな施設が充実しています。300以上の学部、大学院教育プログラムを提供し、幅広い教育分野に携わっているため、集まってくる学生のレベルも高いのが特徴。幅広い可能性を試すことができる教育機関なので、留学生にとっては勉強の甲斐があるでしょう。
また有名大学がある留学地には、自ずとその大学に入学したり、編入するために通う語学学校やコミュニティカレッジも数多く点在しています。選択肢が多いので上手に選べば、学費以上の価値がある学校に当たりますが、安さや口コミだけで安易に学校を選んでしまうと、教師のレベルや教育レベルが低かったり、生徒が多すぎて学習の質が悪いなど失敗してしまう可能性も。
まずはなるべく多くの情報を集めることをおすすめします。留学経験者の口コミをチェックしたり、留学エージェントから情報収集するなどして、自分に合った学校を探しましょう。
滞在費用
バークレー留学で学費の次に大きな金額が必要になるのは、滞在費です。多くの留学生が節約に励み留学にかかる費用を浮かせようと努力しますが、どうしても固定費として出ていく家賃は大きな出費になります。また海外では特に、滞在費と安全は金額に比例するという意見も多いので、安ければ良いというものでもありません。
一般的に滞在方法は幾つかの中から選択することができますが、選び方によっては費用を抑えることも可能なので、滞在費用の節約も十分可能となります。
バークレー留学の際、選択肢としては寮、ホームステイ、ルームシェアがあります。
寮の場合の費用
●バークレーで寮生活をする場合の費用目安:年間平均80万円~135万円程度
バークレー留学で寮生活を選択した場合、滞在費用は上記に記した金額を参考にしていただけます。金額に大きな差があるのは、寮の築年数や特約(女性専用、セキュリティなど)あり、利便性、立地、入寮率などによって違いがあるからです。どうしても寮の立地は金額を大きく左右することになります。
大規模な大学であれば、学内にドミトリータイプの寮があったり、最新のアパートタイプの寮がある場合も。カルフォルニア大学バークレー校では寮制度が充実しており、University Housingという12の寮を用意しています。用途別に分かれるアカデミック用、スポーツ推薦者用、留学生用、女子用、兄弟用などもありますし、工学大学院 (College of Engineering) と化学大学院 (College of Chemistry) の学生用の寮もあります。
また若くない学生のためのチャンニング・ボウディッチ (The Channing-Bowditch) 、イダ・ジャクソン・アパート (Ida Jackson apartments)という寮まであります。その他にも大学によって運営されている住宅街もあり、キャンパスから北に5km程離れたアルバニー (Albany)という場所 にはUniversity Villageという学生・教職員用の住宅が約1,000世帯あります。それぞれ価格や使用できる期間なども異なりますので、事前に大学や留学エージェントに確認しておくと良いでしょう。
寮生活の費用は大きな金額が必要なのでどうしようか迷うかもしれませんが、寮生活をすることには沢山のメリットがあり、実際に寮生活をして良かったと感じる留学生は少なくありません。多国籍の仲間と生活するので、人脈も広がりますし、自分の価値観や見分を広げるチャンスにもなります。色んなことに身をもって経験したいという方にはおすすめの滞在方法です。
ホームステイの場合の費用
●バークレー留学でホームステイをする場合の費用目安:年間平均75万円~130万円程度
バークレー留学でホームステイをする場合、費用の目安は寮生活の場合とさほど変化はありません。ただし一般の家庭に入れてもらって生活するわけですから、学生だらけの寮とは全く雰囲気が違います。家族ができたような安心感の中で過ごすことができるという独特な魅力があります。
また年齢層が様々なホストファミリーと仲良くなろうと一生懸命になるので、語学能力やコミュニケーション能力もかなり上がると言われています。学友以外の人に自分の英語が伝わるかどうか試す機会にもなります。
バークレーは学園都市で、昔から多くの留学生を受け入れてきた街です。そのため住民も外国人にはとても寛容な雰囲気。初めての留学で緊張していたとしても、すぐに馴染むことができるでしょう。なるべく現地の生活に密着した生活スタイルを望んでいる留学生には、おすすめの滞在方法です。
ルームシェアの場合の費用
●バークレー留学でルームシェアをする場合の費用目安:年間平均65万円~125万円程度
バークレー留学でルームシェアをしようと思った場合、費用はどこに住むかで大きく差が出ます。当然のことですが、中心地や便利な場所を選ぶと費用は高めで125万円前後、しかしちょっと不便でも郊外を選ぶと65万円前後まで下げることができます。
バークレーは教育機関が多い都市で、留学生の受け入れには慣れています。そのためルームシェア向きの家やアパートメントも多く、比較的容易に見つけやすいかもしれません。バークレーには、生徒によって運営されている Berkeley Student Cooperative (BSC) という非営利不動産のハウジングネットワークがあります。20の住宅と1250のオーナーメンバーで構成されており、タイミングが合えばお得に利用することもできるでしょう。
もし自分で見つけることに不安を感じているのであれば、現地の情報に特化している留学エージェントに相談して、安全で安く借りられる家を探してもらうこともできます。
渡航費用
●バークレー留学で必要な渡航費用の目安:平均10万円~15万円前後
実際にバークレーに行くために必要な渡航費用。移動は大抵飛行機が一般的ですが、多くの方がイメージしているほど高額なものではありません。時期や購入時期をよく考えれば、予算よりも低い金額で購入することは十分に可能です。世間が休暇の時は航空券も値上がりしますので、長期休暇の時期を避けたり、トランジットが長い乗継便は人気がないので安く購入できます。
現在、日本からバークレーへの直行便の発着はありませんので、バークレーの最寄り空港であるオークランド国際空港(OAK)を経由してバークレーに入ることになります。また、日本~サンフランシスコ国際空港(SFO)間は、JAL・ANAを含めて毎日数本運行していますので、こちらの利用も便利。サンフランシスコ空港からバークレーへは空港シャトルを利用しても50ドル程度で行けますし、BART(地下鉄)を使っても10ドル程度で移動できます。
海外保険費用
●バークレー留学で必要な海外保険費用の目安:年間平均25万円~35万円程度
海外に旅行する時や滞在する時に任意で加入することを薦められる、海外保険。もちろん節約のために加入しないという学生さんも多いですが、急な事故やケガ、病気に自分だけで対応するのは決して簡単な事ではありません。特に海外の場合、治療費や薬代が実費になることがほとんどですので、海外保険に入っておかなければすぐに自分で賄える金額ではありません。
特に留学生は働いているわけではないのでお金に余裕がない場合が多く、中には病院代を払えないため治療に行かず体調を崩してしまう学生も。そうなれば勉強どころではなくなってしまい、留学期間を満了できないかもしれません。それはとても残念なことです。
ですから、自分の身を守る手段の一つだと考えて、海外保険には入っておくことをおすすめします。インターネットを利用すればどこでも申込みできますし、エージェントに依頼して手続きの代行をしてもらうと簡単です。
ビザの申請費用
●バークレー留学で必要なビザの申請費用:1万8000円
バークレーに留学する場合、滞在期間に関係なくビザの取得が必要となります。基本的に週18時間以上英語コースを受講する場合は学生ビザが必要となりますので、忘れないようにしましょう。
アメリカは入国管理やビザの取得に関してはかなりシビアですので、トラブルにならないように肝に銘じておくべきです。もちろん手続きを自分で申請することができますが、不安な方は留学エージェントに代行して申請してもらうこともできます。
また長期留学の方に覚えておいてもらいたいのは、在留届。意外に忘れがちなのですが、旅券法第16条に基づき、海外に居所を定めて3ヶ月以上滞在する方は管轄の在外公館に在留届の提出が義務づけられています。大抵はエージェントが行ってくれますが、自分で手続きをしている方はこの届もお忘れなく。滞在方法が決まり、住所が確定したら届けておきましょう。在サンフランシスコ日本国総領事館や外務省のウェブサイトでも簡単に手続きを行うことができます。
生活費用
●バークレー留学で必要な生活費用の目安:年間平均90万円〜110万円前後
留学生活で他に大きな経費は、毎日の生活費です。食費が一番大きなウエイトを占めますが、その他にも消耗品や必要な物を購入したり、交際費なども含まれることでしょう。
バークレーはアメリカの大都市に比べれば物価が低めですし、サンフランシスコで生活するよりもはるかにリーズナブルです。ですが、外食に関しては日本よりも少し上回りがちです。チップが必要となる環境なので割高になるのかもしれませんが、日本と同じ感覚で過ごしていると予算を大幅にオーバーしてしまう可能性があります。
そのため多くの留学生が行っているように、地元の人に聞いて安いスーパーで食料を購入し自炊したり、なるべく外食の回数を減らすなどの工夫が必要かもしれません。買い物する場所や方法、量を少し意識するだけでも、生活費を抑えることが可能です。また車などの維持費がかかるものを購入しなければ、大幅に予算を超えてしまうことはないでしょう。
バークレー留学をサポートしてくれるおすすめのエージェント
住みやすく便利な土地ゆえ留学生に人気がある、カルフォルニア州バークレー。大都市サンフランシスコとも近く、立地の良さや都会と田舎のバランスの良さも魅力の一つです。さらに有名大学がある学園都市ですので、多くの教育機関があり、より高度な教育が受けられるため世界中から留学生が集まります。
ただどの留学生にも言えることですが、初めての海外留学の場合、どうしても不安や心配がつきものです。期待や好奇心と同時に、一体何から準備したらいいのかと戸惑いを覚える留学生も少なくありません。留学準備には多くの手続きや必要書類の手配など、大変な作業が多いからです。
それで多くの場合、留学準備のサポートを行ってくれるエージェントに全て任せているという留学生も少なくありません。エージェントは留学に関してはプロですし、現地の最新情報を持っているので、お願いした方が効率よく準備できることもあります。
ただ、留学エージェントにも特徴や得意分野があり、特定の地域や都市に特化していたり、サポート場所が限定されているエージェントもいます。ですから、自分にピッタリなサポートを受けるためには、自分が留学先にしたいと思っている場所に詳しいエージェントに依頼するのが最善です。
ではここから、バークレー留学をサポートしてくれるおすすめの留学エージェントを詳しくご紹介していきます。
留学コンシェルジュbeo(ビーイーオー)
東京に本社オフィスを持ち、大阪、福岡にもオフェスを構える留学エージェント、beo。留学に関するカウンセリング、出願代行、ビザサポートなどのサポートはもちろん、海外の大学の代表事務局の経営や留学イベント・セミナー開催も行っています。
beoはオーダーメイドの留学プランを打ち出すことに特化しており、これまで多くの留学生を留学先に送り出してきました。留学という同じ目的を持っていても、人それぞれ理想や希望は違うもの。個人の状況に合わせて学校やコース、期間、滞在先(寮・ホームステイ)などを組み合わせたプランを提案していきます。
サポートする上で特に意識しているのは、無駄がないようにすること。留学生の多くは、限られた予算の中で留学を現実させたいと願っています。ですからbeoでは、本人に必要ではないサポートは徹底的に省き、本当に必要なサポートだけを利用して頂けるように事前のカウンセリングを重視し、柔軟な対応を心がけています。必要に応じて選んでいただけることから、一人ひとりの留学スタイル、予算、英語力、生活スタイルに合ったサポートの形が見つかります。是非一度、無料カウンセリングでのご案内をご体験ください。
Design Penguin
アメリカ在住のカウンセラーによる現地サポートが強みの留学エージェント、Design Penguin。代表者自身もアメリカ留学経験を持ち、留学生に「日本の良さとアメリカの良さをバランスよく身につけた人になってもらいたい」という企業理念の元、サポートを行っているエージェントです。
Design Penguinのカウンセラーたちは自身の語学学校、留学、コミュニティーカレッジ、4年制大学、エクステンションへの留学経験をもとに的確なアドバイスをするので、実際に役立つ情報が沢山得られます。メールでの質問やご相談にはすぐに返信できますし、学校とのやり取り、手続きも現地にいるからこそスムーズに迅速に行うことが可能です。
もちろん留学前の万端の準備は大切だと考えていますが、留学生が一番サポートを必要とするのは渡米してからがほとんど。そんな時、アメリカに住んでいるからこそわかる情報、そして生活のアドバイスなどをお伝えすることができ、現実的なサポートができます。これはアメリカ在住アドバイザーならではの強みです。
アメリカにいるカウンセラーとスカイプでカウンセリングすることもできますし、相談や見積もりだけでも無料で行えます。ぜひ現地の強みを存分に活用してみてください。
バークレー留学 まとめ
気候が良く、過ごしやすい環境が魅力のカルフォルニア州バークレー。大都会であるサンフランシスコへのアクセスも便利で、都会過ぎず不便過ぎない一面も持ち合わせています。有名大学であるカルフォルニア大学バークレー校の所在地でもあり、それに付随した教育機関が多いことも関係し、昔から留学生の受け入れには慣れています。そのため住民の多くはおおらかで親切、街全体がリベラルな思想を持ちます。このような魅力的な環境も、バークレーが留学生に人気がある秘訣なのかもしれません。
落ち着いた雰囲気で勉強したいという方や学生的な活気を好む方であれば、バークレーはとてもおすすめの留学先です。多少滞在費などが高いという難点もありますが、どんな留学先でも何かしらのデメリットはあるものです。まずは自分に合っている場所かどうか見極めるためにも、留学エージェントのサポートを得ながら情報収集することが大切です。
バークレー留学に関する注意点やメリット、デメリット、必要な予算などをきちんと調べたうえで、念密な留学計画を立ててみましょう。そうすれば、あなたのバークレー留学は一気に現実的になります。